由布院温泉神楽 雲取神楽座
雲取神楽座
所在地:大分県由布市湯布院町川上
由布院温泉では毎月一度、由布市の伝統芸能「神楽」の公演を行っています。今回は、雲取神楽座でした。
雲取神楽座
昭和2年に、庄内神楽の祖、高津神楽の佐藤菊太郎氏より伝授されました。
戸開
古事記の「天岩戸」、日本書紀の「磐戸」を題材とした舞です。天照大神が、弟神素戔嗚尊の所業に激怒し、天の岩戸に隠れたことから世の中が暗闇になってしまいました。そこで、八百萬の神々が天安河原に集い打開策を協議した結果、手力雄命を岩戸の側に立たせ、天鈿女命が岩戸の前で覆槽を踏み響かせて神懸をしました。すると、その状さまを、天照大神が岩戸を細開きにして、覗き見した瞬間、手力雄命が岩戸を押し開け、天照大神を連れ出したという舞です。