由布院温泉神楽
由布院温泉神楽 月一の奉
会場所在地:大分県由布市湯布院町川上 由布院公民会館大ホール
「神々が舞い降りる 由布院温泉神楽 月一の奉」
由布院温泉旅館組合と由布院温泉観光協会の主催で、月に一度、夜神楽が開催されています。
神々が舞い降りる 由布院温泉神楽 月一の奉
受付・開場:20:00~、開演:20:30~(約1時間)
小野屋神楽座
当日は、小野屋神楽座でした。平成23年11月19日(土)撮影
素戔嗚尊
小野屋神楽座は、昭和43年に庄内神楽の元祖ともいえる高津神楽社の長尾東氏のすすめにより結成しました。座員は現在17名です。2011年11月19日(土)、由布院公民館大ホールにて、月に一度の由布院温泉神楽で拝見しました。当日の演目は、大蛇退治でした。まずは、櫛稲田姫(クシナダヒメ)と足摩乳(足名椎)手摩乳(手名椎)の三神の舞からでした。
櫛稲田姫と足摩乳と手摩乳
櫛稲田姫(クシナダヒメ)に付き添う足摩乳(足名椎)手摩乳(手名椎)は、足や手となって働くという意味を持っています。足摩乳と手摩乳の二神はオオヤマツミの子で、出雲国の肥の川の上流に住んでいました。二神には、8人の娘(八稚女)がいましたが、毎年ヤマタノオロチ(大蛇)がやって来て娘を食べてしまい、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が二神の元にやって来た時には、最後に残った末娘のクシナダヒメを食いにオロチがやって来る前でした。二神は素戔嗚尊が大蛇を退治する代わりにクシナダヒメを妻にすることを了承し、大蛇退治の準備をしました。櫛稲田姫の櫛は神秘力即ち魔除けの霊義、稲田姫は水田を生み出すの義といわれています。
素戔嗚尊と足摩乳と手摩乳
神楽衣装は煌びやかで神々しく、美しいですね。神楽衣装は独特の和裁の技術が必要だそうです。
素戔嗚尊と櫛稲田姫と足摩乳と手摩乳
大蛇退治
大蛇4頭が舞台を所狭しと動き回ります。迫力満点の演目です。