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西宮社

蛭子尊を御祭神とする、九州では最も古い神社です。

西宮社1

肥前鳥居

所在地:佐賀県佐賀市北川副町大字光法1425
御祭神:蛭子尊・大己貴尊・事代主尊

西宮社2

鳥居の扁額には「西宮社」と刻まれています。

西宮社5

西宮社 御由緒

人皇第78第二条院の御代信濃の国、伊那郡の武士で本田大和守昭雲という人、平治の乱後亡命、かねて崇敬する摂津の国の西ノ宮社の分霊を勧請し、承安2年に社殿を造営し、西ノ宮大明神として祭り、天下泰平国家安全を祈願した。その後に至り龍造寺、鍋島両家にても崇敬厚く、鍋島直茂勝茂公には武運祈願等をなされ、慶長9年に社殿社領23町余を寄進された。
境内には佐賀市民俗資料の指定を受けた「エビス坐像」が安置されており、寛政3年に奉納された、角形の手洗鉢がある。南には同じく慶應11年頃奉納された肥前鳥居が建っている。(現地案内板より)

西宮社3

神門

西宮社4

蛭子尊(エビスノミコト)

わが国最初の地主神にして福徳の神として祀られている。

大巳貴神(大国主の神)

大国主の神は、素戔嗚尊の六世の孫に当たり給い、庶兄弟多いところから称して八十神と云う。国土造営の事に当たり給い、草叢を刈り払い、土地を開き、灌木を伐倒して畑を作り耕作の道を教え、医療、禁厭の法を授けて病を活し、人々の病苦を救い給い荒振る神達を征伏し、慈愛の深き御心は動物等にも及んだお優しい神様として崇拝されている。

事代主神(コトシロヌシノカミ)

事代主神は、大国主尊と共に国土経営の事に御力、田畑を拓き、漁猟の道を教え国利民福を図られ、福の神として崇拝されている。
(現地案内板より)

西宮社6

神門の彫刻

西宮社7

神門の蟇股

西宮社8

社殿

西宮社9

社殿の破風

瓦には杏葉紋が刻まれています。

西宮社10

社殿の彫刻

杏葉紋が刻まれています。

西宮社11

境内

西宮社12

狛犬阿形

西宮社13

狛犬吽形

西宮社14

西宮社15

門の中に鳥居が見えます。「開く」という字になり、大変縁起がよいとされています。

西宮社16

門から鳥居

運が開くと言われています。

西宮社17

石造恵比須

享保16年(1731年)に建立された、佐賀県内でも古い恵比須像の一つです。


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