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古湯温泉薬師堂

古湯温泉には3つの薬師堂があります。

古湯温泉薬師堂1

樋口三右エ門薬師如来

旅館鶴霊泉の横に祀っています。

古湯温泉薬師堂2

鶴霊泉の由来

古文書に依れば人皇七代孝霊天皇72年秦の始皇帝第三皇子徐福が命を受け不老不死の薬草を求めに吾国に渡来した。後に九州不知火の前萩の郡鯖岡に舟を着けて上陸し、金立山の峰に登り住む。或る時霊夢に依り川上川の上流に黄金湯の湧き出づるのお告げに探し求めるに岩間に湯の吹き出るを発見す。徐福は神慮の湯を守りて、ほとりに庵し、土民の外傷、ヒフ病、骨休み等の湯治に供していた。以来行く星霜のうちに、天災地変に依り埋没したと在る。
その後寛政3年の春、古湯村の庄屋稲口三エ門が岩間の水道に脚を傷ついた鶴が脛を浸していたが幾日かの後傷も癒えて飛び去って行くのを見て、岩間に降り立ち手を浸してみるに温かい湯が湧き出ていたので、これぞ昔徐福の発見した湯だと歓び再興した。
以来この湯を鶴霊泉と云う。
昭和41年厚生省より国民温泉保養地に指定され今日に至る。(現地案内板より)

古湯温泉薬師堂3

おんころ ころ せんだり まとおぎ そわか

古湯温泉薬師堂4

元禄の大地震で城山が崩れて、温泉が塞がってから88年を経て、寛政3年(1791年)の春、古湯村の住人稲口三右衛門が、小田の水道に鶴が脛を浴して数日の間に、傷が癒えて飛び去ったのをみて不思議に思い、指を入れて水を試したところ、少し温かったので、鍬を携えて再び水道に来て、辺りを掘ったところ、その中から古い松角1個が出てきた。この松角は、往昔、浴室を修繕した木材であったから、たちまち温泉が湧き出てきた。そこで稲口三右衛門は、清存法師と相謀り、村人と協力して浴室を再興しました。この温泉を「鶴の湯」と呼び、後に「鶴霊温泉」と称しました。(現地案内板より)

古湯温泉薬師堂5

古湯温泉薬師堂6

徐福温泉恵比須


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