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清水山 見瀧寺宝地院

清水山見瀧寺宝地院は、803年に創建され、一度焼失後江戸時代に佐賀藩初代藩主・鍋島勝茂が観世音菩薩を勧請して再興しました。清水観音とも呼ばれています。

見瀧寺宝地院1

所在地:佐賀県小城市小城町松尾2209-1
清水の滝の降り口にあります。
創建:延暦22年(803年)
開基:聖命上人

見瀧寺宝地院3

山門

見瀧寺宝地院2

本堂

江戸初期に建てられたものです。

見瀧寺宝地院19

清水山 見瀧寺宝地院

 天台宗の寺院で由緒記によると、延暦22年(803年)桓武天皇の勅を奉じて聖命上人が開基した国家鎮護の道場であった。この当時の境内は、現在地より山奥にあったとされ、一里ほど奥の東谷は清水山、西谷は金剛山と称し、開山は堯空上人で坊中三百坊ばかりの道場であった。しかしこの坊宇は戦火によって焼失したという。
 佐賀藩主鍋島勝茂は、武運長久と国家安泰を祈り、寛永4年隣江山住持豪舜法印を中興開山とし、観世音菩薩を勧請し清水山を建立した。境内には仁王門、鐘楼、弁財堂などがある。土用丑の日には参詣人が多い。
 滝つぼ前の「節士倉永清雄之碑」は、元文年間佐賀藩主鍋島宗敬の大病平癒を祈願して、厳寒の滝にうたれて凍死した倉永清雄をまつったものである。
 昔日のおもかげはないが、清水の滝と門前の鯉の生づくり料理、夏季のキャンプはよく知られている。
小城ロータリークラブ10周年記念(現地案内板より)

見瀧寺宝地院4

瓦には杏葉紋

見瀧寺宝地院5

破風

破風には様々な彫刻が施され、彩色されています。

見瀧寺宝地院25

白・赤・緑・青などで彩色されています。

見瀧寺宝地院8

龍の彫刻

鱗などの細かいところまで彫刻されていて、迫力があります。

見瀧寺宝地院23

波の上でとぐろを巻く龍の彫刻

見瀧寺宝地院9

木鼻の龍

見瀧寺宝地院10

木鼻の龍と獅子

見瀧寺宝地院15

木鼻の龍と獅子

見瀧寺宝地院17

お堂

見瀧寺宝地院11

狛犬阿形

小ぶりな狛犬です。築山に前足を載せ、後ろ足で踏ん張っています。髪は巻き毛で、いかつい表情をしています。

見瀧寺宝地院12

狛犬吽形

築山に前足を載せ、後ろ足で踏ん張っています。

見瀧寺宝地院13

狛犬阿形

苔むした、年代物の狛犬です。

見瀧寺宝地院14

狛犬吽形

見瀧寺宝地院16

神牛

神牛に観音様が載っています。

見瀧寺宝地院18

手洗いの水

手洗いの水は、名水百選の源流です。「オイシイ水かカ」「ニガイ水カ」ゆっくり試飲して、自然の「ワキ水」を味じ合って下さい。(安心してのめます)(現地案内板より)

見瀧寺宝地院20

大日如来像

見瀧寺宝地院24

千里下駄

≪千里下駄の由来≫
人生不可思議の謎究明の大熱願のもと、願主力久辰齋先生は昭和16年1月15日より同年4月24日まで、郷里佐賀県久保田村より、久保田香椎神社、小城天山社、清水山と、一日行程約十里の難路を経て、百日千里突破大願行を敢行せらえ、満願に千里下駄を奉納さる。
清水山宝地院(現地案内板より)


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