沈み恵比須
道路整備の際にも動かさず、塀に埋まった様な形で祀られている恵比須さんです。
鎮座地:佐賀県佐賀市金立町大字薬師丸1865-1
像高:54cm・半跏
光背を背負った半肉彫り像です。
胸に宝珠が一つあります。
かつて街道の宿場として栄えた「徳永の宿」で祀られていた恵比須さんです。
塀の中にちょうど祠の様な形で空洞が作られ、そこに鎮座しています。
沈み恵比須
塀の中に隠れているようでとても神秘的です。昔は「徳永の宿」という宿場町でここでは何でも手に入るほど店が多く並んでいました。町を見守ってきた恵比須さんは近所の方々にとって触れることも躊躇する有難き存在。道路整備の際も恵比須さんを動かさず、昔の低い位置を維持したため、沈んでいるかのように鎮座されています。
(社)佐賀観光協会(現地案内板より)