江戸恵比須
江戸時代、寛政5年(1793年)に建立された恵比須さんです。
鎮座地:佐賀県佐賀市白山1丁目7-1
クリーニング屋さんのお店の少し前の電柱の近くに鎮座しています。
像高:93cm・半跏
建立:寛政5年(1793年)
光背を背負った半肉彫り像です。
右手に竿を持ち、左脇に抱えた鯛の尻尾は右肩の上に覗いています。
大きな石でできた3段の台座の上に鎮座されています。光背は舟形で高く、台座も合わせると93cmあります。
目を細くして、優しく微笑んでいます。
お花が供えられていました。
半跏恵比須像(クリーニング屋さんの前)
市内に存在する恵比須像の分布をみると、かつての城下町であった地区内にまつられ、その中でも商家や宿場が並んだ長崎街道に多くみられる。この恵比須像が造られたのは江戸時代中期の寛政5年(1793年)で市内における最も古い像の一つである。しかも欠失や破損部分が少なく原形を保っており、福神の石像として、また恵比須信仰を知るものとしてもその価値が高い。その名の通り「半跏」の座り方をしており、えびす様の姿としては最も多いとされています。(現地案内板より)