千葉城跡
中世肥前国主と呼ばれた千葉氏の居城があったところです。
所在地:佐賀県小城市小城
千葉城跡
中世肥前国主と呼ばれた千葉氏の居城があったところです。現在城跡は残っていませんが展望台があり、町並みを一望できます。千葉城は、千葉胤貞が築城し代々千葉家の居城となっていましたが、千葉氏の内紛後は千葉興常の居城となりました。天文15年(1546年)少弐冬尚の家臣馬場頼周が入城して立てこもりましたが、龍造寺家兼に敗北したあとは廃城となりました。
南北朝、室町、戦国時代に小城郡、佐賀郡、杵島郡の三郡一帯に勢力をふるった千葉氏の山城跡です。千葉氏がこの城を築いたのがいつ頃だったのかはっきりしませんが、史書には千葉大隅守胤貞という人物が正和5年(1316年)はじめて下総国(千葉県)より下向し、晴気に居住し、それとともに千葉城をつくったとしています。その時、祇園社を勧進したため牛頭城、祇園城の名称があります。城跡は右手の一番高い山の上にあり、この山を城山と呼んでいます。
千葉氏は東千葉、西千葉の両家にわかれ、争って衰退し、戦国大名龍造寺隆信に服属していきました。祇園側にそって城下町が栄えましたが天文15年(1546年)馬場頼周と龍造寺剛忠の合戦で城も城下町も焼けてしまいました。祇園社は今日須賀社と称していますが、ここの山挽社事は千葉氏がはじめた由緒ある行事です。城跡の中腹には千葉城跡碑や明治天皇御製碑があります。
平成6年5月吉日 小城ロータリークラブ 創立記念日(昭和40年12月10日) 須賀神社 改修委員会(現地案内板より)
天満宮の鳥居
鳥居の扁額
鳥居の扁額には、天満宮と記されています。