村岡総本舗羊羹資料館
> 昭和16年に建てられた煉瓦造りの砂糖蔵だった建物を改装し、羊羹の製法や歴史をビデオ・パネル・写真などで紹介しています。また、時代とともに変わってきた道具、砂糖、豆、寒天などの原材料や包装・レッテルなどが展示されています。
所在地:佐賀県小城市小城町861
村岡総本舗の本店に隣接しています。
開館時間:8:00~17:00
入館料:無料
「小城羊羹・特製切り羊羹」と抹茶の無料試食有
※「係員がいない時は左隣の売店にお申し付け下さい」とのことです。
また、団体の場合は事前に予約が必要です。
写真は、村岡総本舗羊羹資料館です。昭和16年に建てられた煉瓦造りのエキゾチックな洋館です。平成9年3月に有形登録文化財に指定されました。元々砂糖蔵だった建物をを改装し昭和59年3月小城本店の隣に開館しました。
当初、砂糖は貴重品であったため、砂糖蔵は今では考えられないほどしっかりと造られていました。湿気から守るために40センチほど床を高くした防湿構造やしっかりとした煉瓦造りは、燃えやすい砂糖に対して防火の役割を果たしてきました。
資料館の1階は休憩室、二階は展示室となっています。羊羹の製法や歴史をビデオ・パネル・写真などで紹介しています。また、時代とともに変わってきた道具、砂糖、豆、寒天などの原材料や包装・レッテルなどが展示されています。
羊羹資料館の説明によると、小城羊羹(おぎようかん)の名称をはじめてレッテルに取り入れたのが村岡総本舗の先々代の社長である村岡安吉でした。これは村岡安吉が行商の際、行く先々で煉羊羹のことが「小城の羊羹」と呼ばれていたからだといわれています。この「小城羊羹」の商標は、地名が入っているため村岡総本舗だけのものではなく、「小城羊羹協同組合」によって登録され、三十余の店がそれぞれの「小城羊羹」を販売しているそうです。
また1階では昔ながらの製法の、周りが堅くて砂糖のシャリ感がある「小城羊羹・特製切り羊羹」と抹茶の無料試食をさせて頂きました。とっても美味しかったです。