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旧大石銀行 赤煉瓦書庫

明治26年に建築された、旧大石銀行の書類倉庫です。

赤煉瓦書庫3

旧大石銀行赤レンガ書庫

所在地:佐賀県神埼市神埼町1丁目
明治26年建築
旧大石銀行の書庫でしたが、現在はリラクゼーション カフェ かくれんがとして利用されています。定番のコーヒーなどのドリンクメニューの他、夏限定メニューのカフェオレ練乳かき氷などもあります。

赤煉瓦書庫1

大石銀行の創業者・大石太郎は、幕末の安政3年(1856年)に生まれ、明治26年(1893年)に大石銀行を設立しました。大石銀行は、明治44年(1911年)に神埼実業銀行と改称し、大正15年4月の閉鎖まで古賀銀行共に地域に大いに貢献しました。写真の赤レンガの建物は当時の書類倉庫です。

赤煉瓦書庫2

旧大石銀行 赤レンガ書庫

この赤レンガの建物は、大石銀行の書庫として建てられたものです。大石銀行は、明治26年大石太郎氏によって神埼一丁目にて創業され、明治44年神埼実業銀行と改称されました。大石銀行は神埼を中心に佐賀県東部地区の中心的金融機関として大正15年に廃業するまでの間、古賀銀行と共に地域に大いに貢献しました。
この赤レンガの建物は、ごく最近まで人目に知られることもなく、ひっそりと建っていましたが、他の建造物と一緒に取り壊しが検討されて解体が進なか、この建物だけは地元住民の努力と行政のご理解、ならびに所有者のご協力によって保存されることになり現在に至っています。旧長崎街道の明治・大正時代の面影を残す建造物として大変に重要だと考えられています。
また、大石太郎氏は大地主で、地域の地主14名と共に大正2年に佐賀県立神埼農業高等学校の前身である神埼地主農産学校を設立されて、初代の校長を勤められました。(現地案内板より)


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