長崎街道 目達原宿
中原宿と神埼宿間の間の宿として目達原宿と田手宿がありました。
長崎街道 目達原宿(めたばるしゅく)
所在地:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町目達原
目達原宿は、長崎街道の正式な宿ではありませんが、数々の旅日記に名所として掲載されています。中原宿と神埼宿間の間の宿として目達原宿と田手宿がありました。当時田手川は橋がなく、川底に石を置いて渡る陸渡だったそうです。
写真は、目達原宿の亀川邸です。
長崎街道は江戸時代、小倉から長崎まで57里(223.8km)を25の宿場で結んでいました。現在も各所で、当時の面影を残す建物などをみることができます。
長崎街道の25の宿場
小倉常盤橋(こくらときわばし)が起点となり、黒崎(くろさき)宿―木屋瀬(こやのせ)宿―飯塚(いいづか)宿―内野(うちの)宿―山家(やまえ)宿―原田(はるだ)宿―田代(たしろ)宿―轟木(とどろき)宿―中原(なかばる)宿―神埼(かんざき)宿―境原(さかいばる)宿―佐賀(さが)宿―牛津(うしづ)宿―小田(おだ)宿―北方(きたかた)宿―塚崎(柄崎・つかざき)宿―嬉野(うれしの)宿―彼杵(そのぎ)宿―松原(まつばら)宿―大村(おおむら)宿―永昌(えいしょう)宿―矢上(やがみ)宿―日見(ひめ)宿―そして長崎が終点です。
黒崎から原田までは筑前国ですので、黒崎・木屋瀬・飯塚・内野・山家・原田を特に筑前六宿と呼びます。また、塩田道を通る場合は、小田宿と嬉野宿の間、鳴瀬(なるせ)宿と塩田(しおた)宿の二つの宿場を通過します。