中富記念くすり博物館
「くすり」の文化遺産を通してくすりに関する産業文化を後世の人々に伝え、これからのくすりと健康について考える生涯学習の場として役立つことを願い久光製薬株式会社の創業145周年の記念事業として設立された博物館です。
所在地:佐賀県鳥栖市神辺町288-1
開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は、翌日)・年末年始
入館料:大人300円・高大学生200円・小中学生100円・未就学児無料
※20名以上の場合団体割引があります。
サロンパスで有名な久光製薬が運営管理されています。現代のくすりに関する情報と、「田代売薬」を中心とした日本のくすりの歴史資料や多数の珍重な生薬などの展示をしています。2階の展示室には、生薬などがたくさん展示されています。
佐賀県鳥栖市田代から基山町にわたる一帯は、慶長4年(1599年)に対馬藩田代領となり江戸時代中期に「田代売薬」が起こったところです。日本の四大売薬と呼ばれたのは、富山(富山県)、大和(奈良県)、大江(滋賀県)、田代(佐賀県)です。田代領は、現在の鳥栖市東側半分と基山町でした。
子供の頃祖母から教えてもらった面白い歌を思い出しました。
「はく~ぼく(白墨)削って粉薬。鼻くそ丸めて万金丹。それを飲むのはあんぽんたん♪」
病は気から、薬も気の持ちようで効くみたいな意味の歌だったと思います。
併設の植物園には、薬草やハーブなどがたくさん育てられています。
19世紀末(約100年前)にイギリス・ロンドン郊外のハムステッドに建てられた「アルバン アトキン薬局」(調剤薬局)をそのまま移設展示しています。アルバン アトキン薬局はシックでおしゃれです。
中庭
ガマ膏、万金膏、ハマグリ膏を作っている顔出し看板
何故くまさんと肩を組んでいるのでしょう。なぞです。
田代の売薬さん(薬売り)の顔出し看板です。