伊万里の町並
古伊万里焼きの積出港として栄えた伊万里ですが、今は古い町家や蔵は数軒残るのみです。しかし焼物の町の象徴として、商店街の入口には陶磁器製の巨大な美人像が2体飾られ、3つの橋にもそれぞれ伊万里焼の大きな壺などが飾られています。
伊万里は、江戸時代に有田などで作られた陶磁器の独占的な積出港として繁栄した港町です。往時は、伊万里川沿いや街道沿いに陶器商人の商家や蔵が建ち並んでいました。江戸時代後期には、家数800軒を超え「千軒在所」と呼ばれるほど繁栄していました。しかし江戸時代の大火などにより、現在は数軒の町家や蔵が残るのみです。
所在地:佐賀県伊万里市本町名店街
鼠漆喰壁の古い町家です。
石見屋本店 黒壁館
割れた茶碗などをタイル状に埋め込んでいます。
柱にも割れた茶碗などをタイル状に埋め込んでいます。
伊万里焼の風鈴
軒先に伊万里焼の風鈴が下がっていました。
伊万里牛のオブジェ
全国的に評判が高い伊万里牛は、最高の黒毛和牛です。血統ある良質な牛を伊万里の豊かな自然環境と優れた飼育技術で一頭一頭丹念に育てています。
肉のさかき
所在地:佐賀県伊万里市伊万里町甲484
佐賀県産伊万里牛取扱店 榊精肉店の看板ですが、壁から大きな黒い牛が飛び出していて迫力があります。
鬼瓦
鬼瓦
永楽屋
所在地:佐賀県伊万里市仲町観音通り
永楽屋には、明治4年(1871年)山岡鉄舟が、伊万里県の初代の権令として赴任してきた当時の鉄舟の書が2つ残っています。
山岡鉄舟は徳川幕府を支えた人物で、江戸城無血開城の立役者の一人です。伊万里に赴任してきた時は、36歳でした。