香蘭社
本社社屋は明治10年と明治36年と昭和11年築の部分から成り立っています。建築当時の雰囲気を残したまま、現在も有田本店ショールームとして現役で使かわれています。
香蘭社(こうらんしゃ)有田本店
所在地:佐賀県西松浦郡有田町幸平一丁目3番8号
[平日営業時間]8:00~17:30
[土日祝日]9:30~17:30
※季節により変更が有ります。
香蘭社の建物には、香蘭社のマークがありました。香蘭社が発足したのは明治12年。会社設立から130周年を超えています。本社社屋は明治10年と明治36年と昭和11年築の部分から成り立っています。建築当時の雰囲気を残したまま、現在も有田本店ショールームとして現役で使かわれているのも素晴らしいですね。
香蘭社は、今からおよそ三百年前、元禄の頃、初代深川栄左ヱ門が肥前有田で『香蘭社』の前身となる磁器の製造を始めました。明治維新の激動期、有田焼は佐賀鍋島藩の一切の保護と支援を失いました。その再興に指導的役割を果たしたのが、八代深川栄左ヱ門でした。強い自立の精神が、当時の選りすぐりの陶工や絵付師、それに陶商達を一つにまとめ、明治8年に結社「香蘭社」を作りました。
香蘭社の製品は、有田磁器独特の白く硬い透明な生地の上に、優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様、十八世紀フランスのセーブルを中心に、ヨーロッパで愛好された金銀彩のルリ釉もの、さらに目にやさしく心がなごむグリーンシリーズ製品など多彩を極めています。(香蘭社パンフレットより)
明治12年(1879年)創業で、九州で最初に設立された企業法人です。2009年に創立130周年を迎えました。
香蘭社、香蘭社クラシック、赤繪町工房、栄左ヱ門、磁芸工房の5つのブランドがあります。香蘭社は、有田磁器に優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様や、 金彩・銀彩、瑠璃釉、グリーン釉など多彩を極めた器があります。
香蘭社の煙突
香蘭社ショップ
香蘭社有田本社の向かいにあります。
香蘭社は、佐賀県有田市に本社、工場を置く陶磁器のメーカーです。高級食器を始め、一般食器などの陶磁器や磁器製絶縁碍子(がいし)、ニューセラミックスなどの製造販売をしています。因みに碍子(がいし)とは、電線などの絶縁や支持に使われるものです。磁器製の碍子を日本で最初に作ったのは香蘭社だそうです。碍子は、電力、通信ネットワークを影で支える大切な役割を果たしています。