石壁神社
祐徳稲荷神社を創建された、鹿島藩主鍋島直朝公夫人萬子媛(御神名萬媛命)をお祀している神社です。
所在地:佐賀県鹿島市古枝 祐徳稲荷神社境内
石壁神社由来
御祭神:萬媛命
肥前鹿島三代藩主 鍋島和泉守直朝の室
抑も萬子媛は天資温厚風姿端正にして威儀神の如く 夫君直朝公徳政の蔭には其の内助の功與って力ありしと 入嫁依頼琴瑟相和し二子を擧げらる 長を文丸次を式部と云ふ 二子不幸にして早世す 夫人深く哀痛殆ど寝食を忘るゝに至る 一夕飜然として悟る所あり 人生を悲観するは是常人の事なり 如かず身を神佛に奉じ心を千載不磨の道に注ぎ 以って悠遠の楽を全ふせんと 乃ち貞亨4年(62才)地を古田村(今の古枝)清淑の地に相し殿宇を建立し 以って先に受けたる稲荷大神の神霊を勧請し 躬も亦居を此に遷して邦家の安泰を祈ること十有九年宝永2年宝算80にして石壁山々腹の巌を穿ちて寿蔵を構造せしめ 同年4月工成るや此に安座し堅く戸を鎖して千載不抜の祈願を込め瞑目せらる 謚して祐徳院瑞顔實麟大師と號す
明治4年神佛混祀を禁ぜらるゝや神號を萬媛命と追祟し社殿を石壁神社と稱す
祭日 五月十日 九月十日
(現地案内板より)
狛犬
狛犬
狛犬
狛犬
狛犬
白狐さん
白狐さん
白狐さん
水鏡
祐徳院様(石壁社の御祭神)は、この水鏡にご自分の姿を映して吉凶を占われたと伝えられています。(現地案内板より)
石壁神社の横にあります。
命婦社
稲荷大神の神令使(お使い)である白狐の霊を、お祀りしている御社です。
命婦社(みょうぶしゃ)は、江戸時代から昭和8年頃まで本殿だった社殿です。彫刻が素晴らしく、江戸時代の神社建築の特徴を残しています。佐賀県の重要文化財に指定されています。