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無量山 壽経院 本應寺

本応寺は、誓誉上人の開基で天正14年に創建され、戦国時代も終わりの頃、塩田城主の戦死を弔い建立したといわれています。

本應寺1

所在地:佐賀県嬉野市塩田町大字馬場下甲662-1
天正14年(1586年)、誓誉上人の開基により建立された浄土宗の名刹です。山門は享保17年完成、堤休右衛門が頭領となり太良村岡与平次等により完成されました。
山門横の仁王像は寛延2年、下田彦左衛門、古賀権左衛門の寄進によるものです。塩田の名石工、筒井幸右衛門による石造阿弥陀仏が本堂横に祀られています。

本應寺3

山門

浄土宗 無量山 寿経院 本鷹寺 山門
本応寺は、誓誉上人の開基で天正14年に創建されたと伝えられています。戦国時代も終わりの頃、塩田城主の戦死を弔い建立したといわれています。江戸時代には藩主の本陣として、また大阪から俳人を招いて俳句会など盛んで塩田津の文化の中心地でした。江戸時代の仏閣建築の特長を今に伝える見事な山門です。

本應寺6

本鷹寺の仁王像 阿形

高さが約2メートル
左手に金剛杵を握り肩の上にあげ、右手は腰に当てています。
本応寺仁王像は下久間村下田彦左衛門、古賀権左衛門が寄進して寛永2年(1749年)8月吉日建立された仁王像です。石工は定かではありませんが、馬場忠右衛門ではないかと伝えられています。

本應寺4

本應寺の仁王像 吽形

高さ約2メートル
右手に金剛杵を握り、左手を腰に当てています。忿怒の表情というようりは、若干ユーモラスな感じです。鷹揚で優しい印象を受けます。

本應寺5

塩田の仁王像は、名石工が造られたものが多いそうですので、仏師が造る仁王像とはかなり雰囲気も印象も違います。
ぱっと拝見すると、「は?なんですか?」と尋ねられているような錯覚に陥ります。

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本應寺8

山門と仁王像

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山門

本應寺11

本堂

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本堂の篇額

本堂の扁額は、弘化5年(1848年)増上寺第63世巨東大僧正の筆です。

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本應寺12

美しい石畳も石工の技が光っています。

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本堂

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本堂の花頭窓

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境内の大きな楠

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松の彫刻

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松の彫刻

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菊の彫刻

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うさぎと波の彫刻

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鶴の彫刻

本應寺22

本應寺2

石燈籠

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芭蕉塚

境内には天保15年(1844年)に建立された芭蕉塚があります。
芭蕉翁句碑 「春もやゝ けしきとゝのふ 月と梅」

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庫裏

庫裏の奥の座敷に「お成りの間」があり、本陣として利用されたと伝えられています。

本應寺28

本應寺26


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