塩田津旧検量所跡

船から降ろした荷物を車に載せ、その車ごと検量できる施設です。

旧検量所跡1

所在地：佐賀県嬉野市塩田町
塩田宿は、長崎街道二十五宿のうちの一つとして、また有明海の干満の差を利用した、陶磁器やその原料となる天草陶石、肥料、農産物などの積み下ろし、積み上げ川港として発展しました。旧長崎街道の宿場と川港という水陸の機能を持ち、栄えた面影があちこちに残っています。
そのひとつが、塩田検量所跡です。検量所を抜けた川側が、塩田津の荷揚げ場となっていました。荷揚げされた荷物は、この検量所で重量を計られてから、各地へ出荷されていきました。船から降ろした荷物を車に載せ、その車ごと検量できる施設です。往時はたくさんの荷物がここから運ばれたのでしょう。

旧検量所跡2