嬉野大茶樹
嬉野茶の産地嬉野市のシンボルのひとつである「大茶樹」は、約340年程前にに植えられたと言われている巨大なお茶の木です。
所在地:佐賀県嬉野市不動山
樹高:約4.6m
枝張:約12m
樹齢:約340年
国指定天然記念物 嬉野の大茶樹木
指定年月日:大正15年10月20日
茶はつばき科に属する常緑の灌木で製茶飲用として広く栽培されている。年月の経過した茶には10月頃に白色五弁の花を咲かせその果実には通常三個の種子をもつ。この嬉野の大茶樹は元来一木で樹高:約4m、枝張:約12mを測り樹齢は約340年を推定され茶の代表的巨樹として歴史的学術的に評価の高いものである。
この皿屋谷筑には嬉野茶の祖として吉村新兵衛が祭られている。吉村新兵衛は役目のため肥前白石郷(現白石町)からこの地へ移住し、慶安年間に往来札に関して法度に触れ、切腹と決められたが、先代の武功により勅命され、その後茶の栽培に尽力し、嬉野茶を創始したとされている。吉村新兵衛は藩主鍋島勝茂が逝去したおり(1657年)に白石の居宅にて殉死を遂げている。この大茶樹は、この頃に植栽されたもののひとつであると伝えられている。
嬉野市教育委員会 (現地案内板より)