肥前吉田焼 窯元会館
四百数十年の歴史がある吉田焼を展示販売しています。また、手びねり体験や絵付け体験もできます。
所在地:佐賀県嬉野市嬉野町大字吉田丁4525-1
開館時間:8:30~16:00
入館料:無料
吉田焼の製品の展示販売や体験コーナーもあります。
天正5年(1577年)に龍造寺隆信公が大村の有馬氏攻略の際、吉田村を流れる羽口川の上流、鳴谷川の川底に、白く光る石を発見したそうです。これが我が国最初の陶鉱石と言われています。
肥前吉田焼
陶山地「吉田」を御存知ですか?
吉田皿屋は陶都有田の約20km南東に位置し、いわゆる大外山と呼ばれる古くからの陶産地です。天正5年(1557年)佐賀の龍造寺隆信公が有馬氏攻略の際、吉田村を流れる羽口川で白い磁鉱石を発見したのが吉田焼の始まりと伝えられています。
慶長3年(1598年)朝鮮より連れてこられた数人の陶工達が、先に発見されていた磁鉱石に吉田村皿屋鳥居原の陶土を加え陶磁器を完成させました。
承応3年(1654年)鍋島直澄公が塩田の五町田、久間に窯業を始めた後、吉田にも窯を拓き小窯を廃し大窯を築造させる等、製造・販売に力をそそぎ窯業の発展に尽くしました。以後、紆余曲折を経ながら生活食器を中心に連綿と作り続けています。また、昭和63年(1988年)の古窯発掘調査で17世紀(1650年代後~1660年代中)に赤絵が焼かれていたことも証明されています。
現在は20余りの窯元がそれぞれ特色ある製品を作り、一般家庭用の食器から割烹食器・花器・美術品と意欲的な活動も展開し、嬉野町の産業である茶業・観光業と連携し新しい喫茶スタイルの実践「喫茶うれしの」を春(4月上旬)の陶祖(鍋島直澄公)まつり「お山さん陶器まつり」・秋(11月上旬)の辰まつり(焼物作りに欠かせない水に感謝するまつり)「辰まつり窯元市」や博多等でも開催し多くの方々に喜んでいただいております。肥前吉田焼窯元共同組合では「小さな産地の大きな動き」を合言葉にさきがけとなる産地となるよう努力しています。(現地案内板より)
肥前吉田焼開窯400年記念モニュメント
所在地:佐賀県嬉野市嬉野町大字吉田丁4525-1
肥前吉田焼窯元開館 玄関前広場
平成10年10月吉日建立
監修:森正洋
製作者:大串雄基・副島正宏・副島久洋・大串敏郎・江口直人・小野雅信・辻武彦・副島淳・副島謙一・田中和彦・井手章博・石原豊孝(碑文より)