厭欣山 西福寺
長崎街道塚崎宿の西端にある浄土宗の古いお寺です。
厭欣山 西福寺(さいふくじ)
所在地:佐賀県武雄市武雄6918
文禄3年(1594年)に住吉城の郊外に建立されましたが、住吉城が焼失したため、後藤家信が武雄に移住する際にこの地に移転しました。
西福寺の背景には桜山が見えます。
境内には大きな銀杏の木があります。
西福寺の境内には、武雄市指定の重要文化財の半鐘があります。
総高54.0cm、口径27.5cm、龍頭の高さ11.5cm
龍頭・笠形・上帯・乳の間・池の間・下帯・駒の爪と呼ばれる7つの部分から構成されています。乳の間は4区に分かれ、1区に9乳が配されており、上帯と下帯及び乳の間の枠には、唐草文が描かれています。
また、池の間には銘があり、承応2年(1653年)に佐賀の寺町に本貫があったと推定される植木一門の善兵衛政往によって鋳造されたことがわかります。善兵衛政往の作品は県内に48例が知られていますが、西福寺の半鐘は初期の作品であり、市内で最古の半鐘として貴重です。(現地案内板より)