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御船山楽園

御船山楽園(みふねやまらくえん)は、武雄領主鍋島茂義の別荘跡で、御船山の断崖の麓に広がる庭園です。狩野派の絵師を京都より招いて設計図を描かせ、約3年の歳月をかけて造園させた庭園です。

御船山楽園1

所在地:佐賀県武雄市武雄4100
開園時間:8:00~17:00(4/1~5/5は17:30まで)
通常入園料:大人400円・子供200円
4/1~5/5入園料:大人800円・子供400円
11/1~11/31入園料:大人500円・子供300円
駐車場:普通車150台・大型バス有り

御船山楽園2

春は桜とつつじ、初夏は新緑、夏は紫陽花、秋は紅葉と、四季折々の美しさを楽しめます。特につつじは約5万本あるといわれ、見事な景観を形作ります。桜は3月下旬~4月上旬、つつじは4月中旬~5月上旬が見頃です。
御船山は、その昔神功皇后が森羅からの帰りに「御船」をつながれたことから、「御船山」と呼ばれるようになったといわれる標高210メートルの山で、佐賀県武雄市の象徴です。

御船山楽園3

御船山楽園は、約50万平方メートルの広大な庭園です。イロハカエデ、ヤマモミジ、オオモミジ、エンコウカエデ、カエデなどが秋には色づきます。そそり立つ奇岩と紅葉した木々のコントラストが見事な景観を作りだします。また、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラ、枝垂れ桜、など5千本の桜や、クルメツツジ、ヒラドツツジ、サツキツツジ、ウンゼンツツジ、ドウダンツツジ、ヤマツツジ、コバノミツバツツジ、など5万本のツツジ、紫陽花、藤、石楠花、クチナシ、ニシキハギなどの花も咲きます。孟宗竹などもあり、約140種の樹木の他にも様々な草花が四季折々美しい花を咲かせます。

御船山楽園4

御船山楽園5

御船山と池

御船山楽園の入口から入ってまもなく、池がみえてきます。新緑の時期は青葉が池に映り、紅葉の時期は池に紅葉が映り、美しさを増します。

御船山楽園6

御船山楽園

旧佐賀藩武雄領主第28代領主(21,600石)鍋島茂義公創設。今年で172年目(平成29年現在)のお庭です。京都より狩野派の絵師を招き、三年の歳月をかけて造ったお庭です。鍋島茂義公(1800年~1862年)とは、1830年長崎警備を担当した際、オランダ船を見学、西洋の科学力に感銘を受け、最新式の火打ち銃の輸入、大砲鋳造(モルチール砲)、種痘の実施、硝子の製作、蒸気船製造等、全国にさきがけた人物です。一方佐賀本藩の重役として10代藩主直政公を補佐しました。(23歳の若さで筆頭家老になられた。)江戸幕府伊豆韮山製より21年も早く洋式大砲(モルチール砲)を鋳造した領主です。(現地案内板より)

御船山楽園7

御船山楽園8

御船山楽園9

御船山楽園10

御船山楽園11

御船山楽園12

御船山楽園13

御船山楽園14

御船山楽園15

五百羅漢

約1300年前、名僧行基が御船山に入山し、釈迦尊像をはじめ、羅漢500体を彫り、洞窟に安置したと伝えられています。

御船山楽園16

史跡武雄五百羅漢由来

五百羅漢は、聖武天皇の御代天平11年(今から約1300年前)
 名僧行基が済世利民大誓願を発し、菩薩行実践のため六十余州巡錫の途中、武雄御船山羅漢谷の三つの洞窟に五百の物体を刻み第三洞窟のこの奥岩に御光を有する三仏体を刻み衆生済度の霊場を開かれたものです。
五百の物体はそれぞれ違った御姿でありますが「人身本来の姿なき」との釋迦の御教えを示したものでありましょう。
 この五百羅漢は釈迦の御教を名僧行基が一心真心こめて建立なされた御仏でありますために病気、願い事、縁談など万事叶うと伝えられています。また洞窟の御水は薬水として昔から多くの人に頂飲されてきました。
 この十と木御霊跡、羅漢尊者を奉祀致しましてから1300余年の間、篤信者の方々より香華供養が続けられて今日に至っております。
五百羅漢管主 中野勝玉(現地案内板より)

御船山楽園21

御船山楽園22

御船山楽園23

御船山楽園24

御船山楽園18

御船山楽園19

御船山楽園20

萩野尾御茶屋26

萩野尾御茶屋27

萩野尾御茶屋28

萩野尾御茶屋29

萩野尾御茶屋30

萩野尾御茶屋31

御船山楽園17

御船山楽園25


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