浜野浦の棚田
海から駆け上がる階段の様に、大小283枚の田んぼが連なる棚田です。
浜野浦の棚田 (はまのうらのたなだ)
所在地:佐賀県東松浦郡玄海町
駐車場:浜野浦の棚田の展望台を南下すると右手に広い駐車場があります。
浜野浦の地名の由来は、急傾斜になっている海岸、緩やかな丘、入り江のある集落という地形だそうです。浜野浦海岸に流れ込む浜野浦川によって形作られた浸食谷に、大小283枚の田が海へと続く階段のように幾重にも重なるように築かれてきたのが浜野浦の棚田です。
面積は11.5ヘクタール。平成11年7月には日本棚田百選に選ばれました。
浜野浦の棚田が一番魅力的なのは田植えの時期の夕暮れ時です。水が張られた棚田に夕陽が反射して棚田がオレンジに染まり、夕日が海に輝き、大変美しい光景になります。私たちは夕方まで待つことができませんでしたが、そこで写真を撮っていた方に夕方の棚田の写真をみせて頂きましたが、それはそれは幻想的で美しい光景でした。御都合が合う方は、是非夕方の棚田をご覧ください。
海岸から駆け上がる階段のように、大小283枚の田んぼが幾重にも連なっている棚田。菜の花の季節にはゆれる黄色いじゅうたんのかわいらしさに心がはずみます。
浜野浦からの距離
玄海町役場まで5.0km(8分)、町民開館まで3.5km(6分)、限界海上温泉パレアまで2.9km(5分)、薬用植物研究所まで2.8km(5分)、鷹島肥前大橋まで15.0km(25分)、波戸岬まで9.8km(15分)
棚田の雑草を除去したりして、棚田の手入れをされている方がいらっしゃいました。棚田は見る分には美しいのですが、作業をするにはかなりご苦労が多いことと思います。早春に咲くレンゲの花は、地力保持のために植えているそうです。
棚田地域は、中山間地域の中でも最上流部に位置し、生産の場としてだけでなく、国土や環境の保全、また、美しい景観形成など、多面的機能を有しています。また、棚田は平坦に比べ昼夜の温度差が大きいため、稲の登熟がよく、しかも出穂から時間をかけてゆっくり登熟し、充実されるため、美味しい棚田米ができるそうです。美しい棚田と美味しい棚田米をありがとうございます。
エターナルロック
エターナルロックとは永遠の鍵のLockと石のRockをあわせた意味です。二人の手をエターナルロックに通して鐘を鳴らすことで二人の絆がLockされるように愛し合う二人が、しっかりと手を結び、鐘を3回鳴らせば幸せになれるといわれています。
恋人の聖地(浜野浦の棚田)
所在地:佐賀県東松浦郡玄海町
浜野浦の棚田がよく見える場所に恋人の聖地という記念碑がありました。美しくロマンティックな棚田を見ながら、一緒に鐘を鳴らし、愛を誓うのでしょう。私達夫婦の場合、ロマンティックな夕方ではありませんでしたので、笑いながら鐘を鳴らしてきました。
この浜野浦の棚田は特に夕方の景色が美しいのですが、残念ながらスケジュール上、夕方行くことができませんでした。お勧めの時期は、4月下旬から約1ヶ月、水平線に沈む夕日が海と棚田をオレンジ色に染める頃だそうです。また、菜の花の咲く頃は、棚田に黄色いじゅうたんを敷き詰めたようになります。恋人の皆さんは是非それらの時期にどうぞ。
恋人の聖地プロジェクトとは、NPO法人地域活性化支援センターが、「少子化対策と地域の活性化への貢献」をテーマとした『観光地域の広域連携』を目的に「恋人の聖地プロジェクト」を展開しているプロジェクトです。
恋人の聖地プロジェクトでは、2006年4月1日から、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図っているそうです。恋人の聖地の選定委員は、ファッションデザイナー桂由美、華道家假屋崎省吾千葉商科大学学長・元内閣府特命顧問島田晴雄、タレント早見優の皆さんです。