道の駅 厳木・風のふるさと館
所在地:佐賀県唐津市牧瀬692-2
国道203号線沿いの牧瀬I.C.入口付近です。厳木はきゅうらぎと読みます。
とにかく大きな真っ白の佐用姫像が目印になります。
厳木で採れたお茶やトマト、田舎饅頭、豚足など、地元の農産物や加工品などが販売されています。
店内には、ちっちゃい佐用姫像がいました。
佐用姫像
所在地:佐賀県唐津市厳木牧瀬692-2
道の駅 厳木 風のふるさと館 敷地内
唐津をドライブ中、巨大な佐用姫像が目に飛び込んできたので、佐用姫像みたさで、道の駅厳木に寄りました。これまで佐用姫像は、いくつか見ましたが、道の駅厳木の佐用姫像が一番エレガントで美しいです。そして、どことなく品があります。しかも回転します。鏡山の佐用姫像はかなりインパクトが強くて強烈でした。
厳木道の駅の佐用姫像
佐用姫は厳木町笹原地区の笹原の長者の娘で、たぐいまれな美人であったと伝えられています。宣化天皇2年(537年)、朝廷の命を受けた大伴狭手彦(おおともさでひこ)が朝鮮半島の任那(みまな)・百済(くだら)救援の途中、松浦の地で軍装を解き、しばしの休養と渡海の準備をしていたときに、佐用姫を見初め、やがて夫婦の契りを結びました。
狭手彦が出発する日、たとえ短い間だったとはいえ狭手彦を心から愛するようになった佐用姫は、別れが悲しくて港まで後を追いました。そして、港を離れる軍船に、姫は背中から左右の肩にかけ長く垂らした「領布(ひれ)」を一心不乱に振り続けました。
万葉の歌人はその情景を「海原の 沖行く船を 帰れとか 領布振らしけむ 松浦佐用姫」と歌い、愛とロマンを伝えています。
厳木町は、生誕の伝承地に近いこの地に、佐用姫の領布を振る姿と一途な愛にならい、「自然とロマンの風のふるさと」づくりの象徴として像を建立いたしました。
平成8年3月吉日 厳木町(現地案内板より)