呼子大綱引
呼子大綱引は、毎年6月第1土・日曜日に行われる呼子町最大の行事です。
開催日:毎年6月の第1土曜日と日曜日
【こども綱】13:00~(呼子支所前)
【神事】12:30(三神神社前)
【大人綱】13:00(三神神社前)
呼子大綱引は、無形民俗文化財です。海のうねりと岡の鼓動が大綱を揺るがす。年に一度の大綱引です。
町を浜組と岡組に二分して、老若男女が、直径12cm、名が400mの綱を引きあいます。綱の摩擦で火を発することもあるそうです。浜組が勝てば大漁、岡組が勝てば豊作といわれています。
呼子大綱引の由来
時と伝統に富み、古くから限界の避難港で知られる波静かな港町呼子。この水光呼子に昔から伝わる最大行事の一つに呼子大綱引きがある。「文禄・慶長の役」の時代、豊臣秀吉が挑戦出兵のため名古屋城に陣を構えていた頃、将兵の士気を鼓舞せんがため、加藤清正・福島正則の両陣営を東西に分け軍船のとも綱を使って引かせたことから始まったという伝統ある祭りである。
この祭りは旧端午の節句に行われていたが、現在では6月の第一土曜(子供綱)・日曜(大人綱)日に行われる。道路上に印されたタイルの図柄と三本の線は、大人綱が行われる時のものである。町を岡組と浜組に二分し老若男女が直径12cm、長さ約400mの大綱をドラとヒヤの合図で道路上を引き合い岡組が勝てば豊作、浜組が勝てば大漁と伝えられている。タイルの図柄は岡組側(豊作)と浜組側(大量)を表し、又三本の線についてはその勝敗を決するときの忠臣(「ミト」という)線と勝敗線を示したものである。(現地案内板より)
綱の中心部は「みと」と呼ばれ「わら」を「むしろ」で巻いてロープで締め上げてつくられます。大きさは長さ約5メートル幅約1.5メートル高さ約1.5メートルの大きなものです。
綱の中心部「みと」を作っています。
三神神社前
大綱
浜組は大漁を願い、心を大波に変え、岡組は豊作を願い、地鳴りの如く熱くなる。約四百年の人々の変わらぬ思いが、一本の大綱に込められる伝統の戦い。この熱い思いが、呼子の天を揺るがし、新しい歴史のページを刻み始める。(現地ポスターより)