旧高取邸・蔵
高取邸の土蔵です。
土蔵は、281.17平方メートル。
土蔵の中も見学することができます。土蔵の中はギャラリーになっていて、展示会などが開催されています。
土蔵
この土蔵は内部が三階建てとなっており、屋根は切妻造り、桟瓦葺の建物で、外周は花崗岩の布基礎石を三段積み、外壁は漆喰塗りの九州に残る土蔵の中でも非常に大きなものの一つです。鉄格子のある窓は銅板貼りの外扉で入り口も引き戸の構造をもつものです。1階~3階は造り付け棚や格子壁で区切られた収蔵空間が作られ、調度品、建具等や什器類を収納する施設として使われました。(現地案内板より)
貯蔵庫
この貯蔵庫の地下はワインセラーとして使用されていました。西側の階段の上にはかつては滑車が取り付けられ、荷物の搬入ができました。古写真から、昭和初期頃の建物とされます。本来は味噌、醤油などの食料等の貯蔵が目的の冷温施設であったと考えられます。そのために煉瓦壁兼基礎をもつ建物となっています。(現地案内板より)
貯蔵庫の地下への降り口
貯蔵庫の中
棚に甕が置かれていました。
ワインセラー
ワインセラー
ワインセラー
ワインセラー
ワインセラー
瓦
家族湯殿
この建物は家族(高取家)の湯殿です。四畳半の畳の部屋の北側に五右衛門風呂(鋳物製)、檜の湯船を持つ浴室が続いています。浴室の天井は八角形の渦巻状の凝ったデザインの湯気抜きが配されています。奥の部屋には床屋の椅子が設置されていました。古図面から、大正七年の居室棟建設と同時期のものと考えられています。(現地案内板より)
家族湯殿
食料庫
この建物は台所にも近く、食糧庫として使われていました。中に刃大きな貯蔵甕、漬物壺や燃料炭等の生活に直結する貯蔵のための施設とされたようです。古写真からは年代は昭和30年依然とした判断できない建物です。(現地案内板より)
使用人湯殿
この湯殿は、この屋敷で働いていた使用人のためのものです。隣に建てられた家族湯殿に比べると質素なつくりになっています。かっては、軒下に井戸、竃などがあり、この軒下まで調理の空間として使用されていたと思われます。家族湯殿と同じく、大正7年頃に建てられたものです。(現地案内板より)