旧唐津銀行・金庫室
旧唐津銀行の金庫室です。
金属製の分厚い扉、堅牢な造りになっています。扉のハンドルの中央に「ＫＵＭＡＨＩＲＡ」と刻印されていましたので、クマヒラの金庫室の様です。耐火性能、耐錐、耐溶断、耐衝撃性に優れた金庫室です。
分厚い扉
KUMAHIRAと刻印されたハンドル
金庫室内
棚の上に書類等を保管していたようです。
銀行の金庫には、ＫＵＭＡＨＩＲＡやＴＡＫＥＵＣＨＩ、ＫＯＮＧＯなどが多いです。
おそらく金庫室に閉じ込められた時に中から脱出できる窓だったようです。
古い金庫
真鍮製のスイッチ
創建当時の真鍮製のスイッチです。細部のデザインまでこだわりを感じます。
辰野金吾像と曽禰達蔵像
曽禰達蔵の胸像は唐津市町田の中野窯に依頼し、約7ヶ月かけて製作したものです。
高さ：60cm、幅：50cm、奥行き：35cmの土像で、表情から肌の質感、ひげまでリアルに再現されています。11年前に市に贈られた辰野金吾像の横に設置されています。製作費は約200万円。（2011年8月30日佐賀新聞より）
辰野金吾
類い稀な努力により、明治建築界の巨匠としてのスターダムに登りつめ、建築界そして日本に数々の功績を残しました。
東大を首席で卒業し、日本人初の建築学科教授に就任し、建築家という職能を日本で初めて確立し、東京駅た日本銀行本店など建築史に残る国家プロジェクトを牽引し、日本建築学会を設立、会長に就任しました。
曽禰達蔵
曽禰は東京駅や日本銀行を設計した同藩出身の辰野金吾とともに、イギリス人建築家、ジョサイア・コンドルの１期生として学びました。東京丸の内の三菱オフィス街の基礎や慶應義塾創立50周年記念図書館（国指定重要文化財）を手がけるなど建築界に功績を残しています。
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