唐津銀行・漆喰装飾
各々の場所に応じた、天井飾りが施されています。
貴賓室の天井飾り
明治当時の姿に再現された、美しい塗装・絵柄
貴賓室の天井飾りは金があしらわれ、豪華な雰囲気を醸し出しいています。
飾り部を金泥で装飾した豪華な漆喰天井に、特注のシャンデリアが取り付けられています。
旧唐津銀行内の照明器具も凝っています。修復工事以前は、蛍光灯になっていた照明も特注でシャンデリアに戻したそうです。ひとつひとつに細かい装飾が施されています。シルエットが美しいです。
アカンサスの柱頭飾り
アカンサスの柱頭飾りを冠した、旧営業室のコリント式の柱
アカンサスの柱頭飾りは、辰野金吾が好んで用いたギリシャ建築様式の中のひとつです。アカンサスは生命力が強く、繁栄や幸福を表すと言われ、アザミに似た葉がギリシャ神殿を筆頭に多くの古代建築のモチーフとして使われています。
アカンサス柱頭飾り
アカンサスとは、地中海沿岸に自生する、常緑多年草で、ギリシャ語で刺の意味を持っています。和名は葉アザミで、6月~8月に開花し、草丈は2メートルにもなります。