唐津市民俗資料館
唐津市民俗資料館は、旧三菱合資会社唐津支店本館です。
旧三菱合資会社唐津支店本館
唐津歴史民俗資料館
所在地：佐賀県唐津市海岸通7181
三菱合資会社の長崎支店唐津出張所として、明治41年（1908年）に建てられた洋風の瀟洒な建物です。
木造2階建
大屋根は入母屋造り。入り母屋造りの大屋根に三角の塔屋根があります。
延べ床面積：約842平方メートル
正面：23．3m
側面18．3m
1・2階ともに東側面、北側面にベランダがあります。正面玄関には三面破風屋根の車寄せが付いています。
この建物は、昭和54年から唐津市歴史民俗資料館として利用されまていました。明治41年（1908年）に、唐津炭田に進出した三菱合資会社の長崎支店唐津出張所として建てられました。海辺に建つ、洋風建築の瀟洒な建物です。石炭で栄えた唐津港の繁栄が偲ばれます。
設計は、三菱丸の内建築事務所が行いました。当時三菱の建築顧問は、曽禰達蔵でした。曽禰達蔵は、唐津市出身で辰野金吾と同じく明治建築界の草分け的存在でした。
曽禰達蔵の代表的作品は、旧唐津農林事務所、三菱合資会社唐津支店本館、旧三菱銀行神戸支店、三菱重工業（株）長崎造船所の占勝閣、明治屋京都支店、明治屋福岡支店、講談社ビル、三井住友銀行大阪中央支店、慶應義塾大学図書館、慶應義塾幼稚舎、旧鹿児島県庁庁舎、岩崎家熱海別荘、小笠原伯爵邸などがあります。
撮影当時は休館していましたが、近くにひまわりの花が咲いていました。
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