近松寺・小笠原記念館
近松門左衛門の遺髪塚がある臨済宗の古刹です。
瑞鳳山 近松寺
所在地:唐津市西寺町
創建:乾元元年(1302年)
近松寺派、旧唐津藩主小笠原家の菩提寺。庭園は曽呂利新左エ門の作で一名舞鶴園ともいい織部燈籠、別名キリシタン燈籠が三基あります。
山門は名護屋城の資材を移したと云われ、文豪近松門左衛門の墓があります。
唐津市(現地案内板より)
津守観世音(目洗観音)の由来
松浦山聖観音像は聖武天皇天平年間、行基菩薩の作と伝へられ城山(舞鶴公園)の麓旧町と云う処に安置して寺号満島山海仙寺と称していました。古く唐土へ渡海の船はこの津(唐津)より出帆しこの霊仏に航海の安全を祈願したものでありました。
時代が下って慶長4年寺沢志摩守が築城の時、堂を建立し堂宇の名を松浦山俊成坊と改めた。次いで慶安2年大久保加賀守忠職は祈願の為、願米百五十五石を寄進されました。
松浦山の扁額は延宝7年松平和泉の守乗久の時代に中古支那より道本禅師(臨済宗)来朝の際に揮毫し之を揚げた。
昭和39年3月吉日山田家より遷座されましたので当寺境内に一宇を建立し衆生開眼海上陸上交通安全の霊仏としておまつりしています。
瑞鳳山 近松寺(現地案内板より)
舞鶴園
曽呂利新左エ門の築庭と称せられ正面の築山は満島山(現在の舞鶴公園)を写し、左側数本の松は虹の松原を形とり、右側は現在の西の浜を模し、前面の白砂は海面になぞられ、全体を総して唐津湾頭の風景を模写した図案的な築庭であります。唐津市(現地案内板より)
小笠原記念館
小笠原記念館は旧藩主小笠原家をはじめ、歴代唐津藩及び日本の文運推進に貢献された諸先覚の記念品などを展示して、その遺芳を顕彰するために建設されたものです。記念館の敷地は小笠原廟所を改装したもので、これに早稲田大学今井兼次教授担当の設計を竹中工務店の施行により昭和31年5月25日に完成したものです。唐津市(現地案内板より)
織部燈籠
キリシタン燈籠です。