町家カフェぜん
元質店の建物です。
所在地:佐賀県唐津市坊主町552-5
構造:木造2階建・瓦葺
建築:大正14年(1925年)
改修:昭和10年(1935年)・平成24年(2012年)
元は南側半分を質屋の店舗として、北側半分を住宅として使用していました。二階南側半分は質倉で、防火防犯に考慮して開口部を小さくし、外観もモルタル塗込めとして、銅板で建具や桁木口等を覆っています。当時の質店の建築的特徴がよくわかります。
町家カフェぜん
佐賀県遺産 第2014-3号
旧藤田家住宅質屋店舗兼住宅
町家CAFEぜんは、大正14年(1925年)に建てられた質屋店舗兼住宅で、建物南側に質屋を北側に住宅を配する。質屋部分1階は帳場、2階は質蔵である。住宅部分は1階2階共に床の間を持つ和室で構成されている。
1階の窓は雨戸溝の外側に細かい縦格子を連続させ、2階の壁や戸袋はモルタル塗りとし、質蔵部分の片開扉は外側を銅板で覆う。防火防犯に配慮した外観が堅牢で重量感のある印象を与え、質屋の特色を如実に示している。(現地案内板より)
質蔵部分の片開扉
質蔵部分の片開扉は外側を銅板で覆う、堅牢な造りになっています。