虹の松原と舞鶴公園
唐津城は明治10年(1877)から本丸の一部が舞鶴公園として利用されています。
所在地:佐賀県唐津市城内
面積:4.3h
周囲:1km
舞鶴公園内にはフジ・サクラ・ツツジなどの花が咲き、四季折々の美しさを楽しむことができます。中でも樹齢100年を超えていると推定されるフジは、根回りは1.3m、幹は根元で分枝し長く伸び、南北へ18m、東西に24mにもおよびます。花房の長さは30 ~ 90cm、長いものは130cmにも達します。
フジは細いながら大地にしっかり根を下ろし、木と木がしっかりと絡み合い生長し、毎年多くの花を咲かせることから、唐津市はフジを市の花として定めています。
唐津城
唐津城下町地図
舞鶴公園案内図
虹の松原
所在地:佐賀県唐津市
幅:400~700m
長さ:約4km
総面積約:240ha
約100万本のクロマツを中心とした松林です。
江戸時代初期(約360年前)に、時の藩主寺沢志摩守廣高が後背地の新田開発などのために防風・防砂・防潮林として植林をしたのが始まりといわれています。幕藩時代には、「二里の松原」「御松原」と呼ばれていました。明治30年代頃から「虹の松原」と呼ばれるようになりました。
虹の松原には、槍掛けの松、潮風の松、常盤の松、夢羽衣の松などの様々な由来がある松があります。
虹の松原
虹の松原は唐津湾に面して幅約1km、長さ約5kmの弓状の美しい黒松百万本の広大な松原。初代藩主寺沢志摩守広高が防風林として植えたのが始まりといわれ、三保の松原(清水市)、天橋立(宮津市)と共に日本三大松原の一つと言われています。虹の松原は、唐津湾に面して幅約1km、長さ約5kmの弓状の美しい黒松百万本の広大な松原です。
虹の松原は自然的特別名勝に指定されています。特別名勝とは大変価値がある文化財であり全国でも12件しか指定されていません。九州では、雲仙岳と虹の松原の2件のみが自然的特別名勝に指定されています。(現地案内板より)
虹の松原の七不思議
(1)にらみの松:豊臣秀吉が休息中に一帯の松原が高くて、展望がきかなかったため、「低くなれ」と松を睨んだところ、それから高くならなかったそうです。
(2)松原には蛇はいない:浜崎にある諏訪神社に祀られている諏訪姫の願いにより、昔から毒蛇はいないと言われています。
(3)黒松ばかり:松原にある100万本の松は、すべて黒松ばかり!
(4)槍掛けの松:槍(やり)が立てかけられるほどに枝を広げた松があります。
(5)松葉の忠臣と神集島(かんめじま)の西端と高島の東端を結んだ延長線上が、ちょうど虹の松原の中心にあたります。
(6)松原には蝉の声がしない:豊臣秀吉が「うるさい」と怒鳴って以来、松原では蝉の声が絶えたと言われています。
(7)松原の真中に真水:虹の松原は、どこを掘っても塩分の多い水が出ます。ところが、二軒茶屋の井戸だけは真水がでるのです。