浮立の里展示館
富士町に伝わる5地区の「浮立」の保存、伝承を目的とした展示館です。
所在地:佐賀県佐賀市富士町市川366-1
開館時間:9:00~17:00(11月~3月は9:00~16:00)
休館日:水曜日・年末年始
入館料:高校生以上100円・高校生未満は無料
富士町に伝わる5地区の「浮立」の保存、伝承を目的とした展示館で、写真やパネル、人形などを使い立体的に展示され、その雰囲気を伝えています。
浮立(ふりゅう)とは、豊年感謝の意を表して毎年秋に奉納される神事芸能です。
面浮立の起源は、豊後の大友勢が肥前を攻めた時、龍造寺方の鍋島直茂が一族郎党に鬼の面をかけ、赤熊(しゃぐま)をつけ、陣鉦、陣太鼓、笛を鳴らして敵に夜襲をかけ、勝利したという故事にもとづくそうです。また、日月を形どり雲龍を描いたテンツキと呼ばれる大きな前立を顔につけ、鉦や太鼓に合わせて踊る浮立を天衝舞(てんつくみゃあ)浮立と呼びます。上峰町の米多浮立や佐賀市富士町市川の天衝舞浮立が代表的です。
天衝舞浮立の日月を形どり雲龍を描いたテンツキと呼ばれる大きな前立てをデザインしたオブジェが掲げられています。