九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

高伝寺の観音堂・放生地・参道橋

高伝寺1

所在地:佐賀県佐賀市本庄町大字本庄1112-1
高伝寺(髙傳禅寺)内
高伝寺の山門の手前に放生地があり、放生池と観音堂があります。そこには石造りの太鼓橋が架かっています。この太鼓橋は参道橋と呼ばれ、この橋を渡ると目の前が山門です。

高伝寺2

観音堂

観音堂には、住職39世盧道石能大和尚が、四国33か所の霊場を回り、それぞれの本尊仏を摸刻させた仏像と、各霊場の土を集めたものが祀られています。

高伝寺3

観音堂と梅

高伝寺4

参道橋

架設:明治34年 橋長:7.0m 橋幅:3.4m
放生池に架かる石橋です。

高伝寺5

参道橋

高伝寺6

参道橋と梅

高伝寺7

参道橋と梅

高伝寺8

放生池

高伝寺9

放生地

高伝寺10

比翼句碑

燈籠をともして 消して 一人なる  八十五叟  耕人
惜春を 言葉にならずも 耳も聞こえず 兎絲
■太田耕人:青木月兎の高弟。佐賀同人俳句会主宰。医博。高伝寺檀家。名二也。明治25年5月12生 昭和52年1月29日没 絶筆の句
■太田兎絲:耕人の伴侶。名とし子。明治43年2月6日生、昭和38年5月16日没。絶筆の句。
昭和52年3月吉日建  平成9年霜月吉日再建(碑文より)

八太郎槇

この句碑の後ろにあります大きな木は、八太郎槇(はちたろうまき)と呼ばれている槇(イヌマキ)の木です。この槇の木は、郷土が生んだ偉人大隈重信侯が幼い頃、父母に伴われて来れば、必ずこの木に登って遊んだことから、大隈重信侯の幼名である「八太郎」を付けて、「八太郎槇」と呼ばれています。
【さが銘木100選 高伝寺の八太郎槇(イヌマキ)】
推定樹齢:600年 樹高:16m 幹回り:3.1m 枝張り:14m
この樹木は佐賀の銘木・古木に登録されている約900本の中から100選として選ばれたものです。平成16年3月  佐賀県(現地案内板より)

高伝寺11

受付

ここで拝観の受付をして頂きます。

高伝寺12

織部燈籠

織部燈籠(おりべとうろう)は、別名キリシタン燈籠とも呼ばれます。庫裡の南側の塀(菱形の窓がある塀)の前にあります。竿石が少し偏平で竿石の上部が丸く左右に張り出しがあります。この竿石の上部が丸く左右に張り出しているところが、織部燈籠の特徴でもあり、十字架に、みえると言われているところのようです。
その上に火袋をのせています。火袋には、四角の穴と丸の穴があります。笠は美しい曲線を描き、その上に四角の台座があり、一番上に球形の宝珠がのっています。桃山時代の茶人古田織部が考案したものと言われ、天下に数少ない貴重品だそうです。

高伝寺13

石燈籠

高伝寺14

石燈籠

高伝寺15

本堂と石燈籠


佐賀一覧

  佐賀  唐津  武雄・嬉野  有田・伊万里
  鳥栖・三養基郡   多久・神崎  えびす