旧三省銀行・鍋島緞通
旧三省銀行では、鍋島緞通が展示されています。また、鍋島緞通の製作実演も行われています。
佐賀県伝統的地場産品指定 鍋島緞通
鍋島緞通は、世界に類を見ない木綿の絨毯です。鍋島藩の御用品として、江戸時代から300年以上も大切に伝えられてきました。格調高い文様と洗練された色合いが印象的で、伝統的ありながらもモダンなは雰囲気を漂わせています。
ふかふかしていて、さわり心地も踏み心地もよく、使うほどに馴染んできます。夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して心地よく使うことができます。
織糸を結ぶ目の数が、畳一畳分の中に約6万回あるそうです。その一目一目を手作業で織り込むことによって、ふっくらとふわふわした柔らかい感触がでるそうです。
鍋島緞通の上でねっころがると気持ちがよくて、そのままお昼寝したくなります。
雛人形の柄の鍋島緞通
鍋島緞通の絨毯にもお雛様が描かれていました。鍋島緞通はふかふかで触り心地がとってもよかったです。
桜の柄の鍋島緞通
濃紺の背景に華麗な枝垂桜がデザインされています。華やかな鍋島緞通です。
扇の柄の鍋島緞通
鶴が描かれた扇と翁面が描かれた扇がデザインされています。
鍋島緞通の屏風
様々な色、形の鍋島緞通のモチーフが飾られています。もふもふしていて、とっても可愛いです。
沢山の鍋島緞通が展示されています。
福笑い緞通
目、鼻、口が動きます。鍋島緞通の福笑いもありました。鍋島緞通の福笑いは、目を隠して手さぐりでおたふくさんの顔を作ります。ユニークな顔に思わず笑ってしまいました。
福笑い緞通
おたふくさんの出来上がり。鼻と口が少し歪んでしまいました。
緞通のさげもん
鍋島緞通のさげもんがたくさん下がっていました。鍋島緞通のさげもんは、刺繍式の新鍋島にて製作し、織り師の皆さんがひとつひとつ縫い合わせて作り上げているそうです。さげもんのあんこ(ふくらみを出すための中身)は、鍋島緞通の絨毯などの製品を作るときに出る糸くずをリサイクルしているそうです。
鍋島緞通のさげもんは、まんまるくって、ふわふわしてやわらかく、とっても可愛くて、ボリュームもあり、華やかさを増していました。