長崎街道道標
長崎街道を散策中、数ヵ所で古い道標を見かけました。
所在地:佐賀県佐賀市 長崎街道
長崎街道を散策中、数ヵ所で古い道標を見かけました。昔の人は、この道標を目印に曲がり角を曲がったのでしょうか。
佐賀市重要有形民俗文化財 旧城下町の道標
指定年月日:昭和46年2月11日
この道標(みちしるべ)は、長崎街道に設けられた道標の一つで、もともとはここから8mほど東の、長崎街道から南の諫早渡海場へ通じる三叉路に建てられていた。
幅21cmの安山岩製の方柱で、その上端は山形に削られている。上部には方向を示すため人差し指を伸ばした手を浮彫りし、その下に「ながさきへ、こくらみち」「いさはやとかいばへ」と行先の地名が平仮名で陰刻されている。
この道標が造られた年代は明らかではないが、その様式から江戸時代中期以降のものであろうと考えらえる。 江戸時代の街道は今日までの陸上交通の激変で大きく改変され、そこにあった一里塚や道標もほとんどが姿を消してしまった。そのような中、原位置の近くに現存するこの道標は往時の交通資料として高く評価される。
佐賀市教育委員会 (現地案内板より)
ばんこ
佐賀では縁台のことを「ばんこ」と言います。個人宅の玄関先や庭や近所の露地などに置いて、休息や夏場の夕涼みなどに用いられる主に木製の腰掛のことです。