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佐賀県庁

佐賀県庁、佐賀県知事公舎、佐賀県警察本部体育館(武徳殿)を紹介します。

佐賀県庁1

佐賀県庁

竣工:昭和25年(1950年)
鉄筋コンクリート造・3階建

佐賀県庁2

所在地:佐賀県佐賀市城内一丁目1番59号
佐賀県の木:クスの木(昭和41年9月指定)
佐賀県の花:クスの花(昭和29年3月指定)
佐賀県の鳥:カササギ(カチガラス)(昭和40年5月指定)
佐賀県旗:クスの花を図案化して、佐賀県の栄える姿を象徴したものです。(昭和43年12月制定

佐賀県庁3

佐賀県の面積は、約2,400平方キロメートル、10市10町で構成され、人口は約85万人となっています。北は玄界灘、南は有明海に面していて、豊かな海や干潟によって、海苔などの海藻類や魚介類などに恵まれています。
朝鮮半島まで約200キロメートル足らずという近さから、太古から現代まで大陸文化の窓口として歴史的、文化的に重要な役割を果たしてきました。
佐賀(さが)の名称は、肥前風土記の中に、「日本武尊が御巡幸の時、樟の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、とおっしゃった。その後『栄の郡』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった」という記述に由来すると云われています。
明治維新に至り佐嘉庁で新政の一環として達示をもって「嘉」が「賀」に改められて今日に至っています。

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佐賀県は藩制時には、佐賀、蓮池、小城、鹿島、唐津、厳原の6藩に分かれて統治されていましたが、明治4年7月の廃藩置県によって各藩は佐賀県となりました。
現在の佐賀県は、10市10町で構成されています。佐賀市、唐津市、鳥栖市、多久市、伊万里市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市の10市。神埼郡吉野ヶ里町、三養基郡 基山町、上峰町、みやき町、東松浦郡 玄海町、西松浦郡 有田町、杵島郡大町町、江北町、白石町、藤津郡太良町の10町です。

佐賀県庁5

佐賀県庁7

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佐賀県知事公舎

所在地:佐賀県佐賀市中の小路
佐賀裁判所などの官庁の近くにあります。
竣工:1891年の木造2階建、こじんまりとした建物です。質素倹約の佐賀県らしい知事公舎です。

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佐賀県警察本部体育館

所在地:佐賀県佐賀市城内一丁目5-56
佐賀県庁の南側に建っています。
「大日本武徳会佐賀支部が戦前の昭和6年に武徳殿として建設した建物のようです。」(佐賀県HPより)
古くから、ここで警察官の方々が剣道などの稽古をされたり、大会が行われたりしていたのでしょう。日頃の弛まぬ鍛錬で心身ともに磨かれているのでしょう。

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佐賀県警察本部体育館(佐賀武徳殿)

佐賀県警察体育館本部が建設された時期については、はっきりした記録がないのですが、昭和50年発行の「佐賀県警察史 上巻」680ページに、「佐賀武徳殿の建設(明治三十三年十二月現在の位置)」との記述があります。
 すなわち、明治28年に設立された大日本武徳会佐賀支部が、明治33年12月に建設した武道場だったようです。
 しかし、昭和52年「佐賀県警察史 下巻」488ページに、「昭和五年七月十七日、九州西南に襲来した台風によって…旧来の武徳殿もその古きがままにあえなく潰滅した。」とあり、また、「同年十月起工着手、十一月八日旧武徳会道場跡で地鎮祭、そして半歳後の翌六年四月十八日落成式を挙げた。」との記述があります。
 すなわち、現在、県庁の南側に建っている「佐賀県警察本部体育館」は、大日本武徳会佐賀支部が戦前の昭和6年に武徳殿として建設した建物のようです。
 ほかにもいろいろな資料に当たったのですが、この建物についての記述を見つけることはできませんでした。
 なお、「佐賀県警察史 下巻」には、建物の写真や概要、落成式の様子についても記載されていますので、よろしければ県立図書館2階の郷土資料室で閲覧していただければと思います。  ※参考図書  佐賀県警察史編さん委員会著   「佐賀県警察史 上巻」(昭和50年)  「佐賀県警察史 下巻」(昭和52年)(佐賀県のHPより)

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