旧古賀銀行・マントルピース
旧古賀銀行1階には、大理石のマントルピースがあります。
旧古賀銀行1階のマントルピースです。明治39年(1906年)にイギリスから輸入された、大理石のマントルピースです。暖炉背面には灰取り口も残っていて、建物の屋根の上には、煙突も残っています。
マントルシェルフ(炉棚)の上には、額などが飾られていました。係の方のお話では、現在でも使うことができる状態でありますが、火災防止などの為に使用していないそうです。
暖炉はおしゃれで暖かみがあっていいですね。古い洋館を訪れると様々なマントルピースを見かけますが、其々デザインに凝っていて、当時の方の粋を感じます。蛇足ではありますが、マントルピースとは、暖炉のたき口を囲む飾りのことです。大理石の他、木、石、煉瓦等で造られています。上部にマントルシェルフ(炉棚)を設けているものを多くみかけます。
1階の床の一部がガラス張りになっていて、建物の基礎の一部を見ることができるようになっています。建物の基礎工事の工夫を観ることができ、勉強になりました。
床下にみえる石積みの基礎は当初新築された明治39年当時のものと思われ、白御影石でできています。この地面も当初のままで石灰等で強固に固められ、水の浸入に対しても対処できる様、排水勾配が付けられ、土管で外へ排出できる施行がされています。(現地案内板より)