佐賀城・遺構表示
佐賀城では、建物遺構の一部を平面表示しています。
本丸御殿の内、現在はまだ復元されていない建物群の一部を地面に平面的に表示しています。発掘した遺構は、天保9年(1838年)に再建された本丸御殿を描いた『佐賀城御本丸差図』と、ぴったり一致してるそうです。今後さらに復元が進んでいくとどのようになるか楽しみです。
南西隅櫓台
南西隅櫓台は、切り石による「亀甲乱積」という手法で積まれている石垣です。亀甲型の石がランダムに積まれています。本丸南西隅にあった「櫓台」は藩政期の各種絵図にはっきり描かれていますが、櫓が描かれている絵図は発見されていないそうです。発掘調査により櫓台の石組みが発見されましたので、櫓台は復元されました。櫓が描かれた絵図が発見されると、櫓の復元も可能なのかもしれませんが、なかなか難しいかもしれません。