旧牛島家
18世紀前期の建築で、現在地に移築された、佐賀城下に残る最古の町家建築です。
所在地:佐賀県佐賀市柳町4-9
開館時間:9:00~17:00
佐賀歴史民俗館のひとつでもあります。
佐賀市重要文化財(建造物)指定年月日:平成7年10月23日
元々は、今宿町にありましたが、道路拡張に伴い、現在地に移築再建されました。建築年代は江戸期(18世紀前期)と推測されています。佐賀城下に残る、最も古い町家建築です。
旧牛島家のこの建物はもともと佐賀市朝日町(旧下今宿町)にありました。江戸期には、問屋を営む下今宿町の咾(おとな)役が住む屋敷としての記録があります。所謂豪商の屋敷だったそうです。建てられたのは18世紀初頭と推定され、佐賀市内では最も古い町家様式の建物です。
平成5年(1993年)、県道の拡幅により現地での保存ができなくなり、当時の建物の所有者である牛島泰順氏から主屋の建築部材を佐賀市が譲り受け、この柳町に復元しました。この建物は当初の建築以来、時代と共にその姿を変えてきましたが、今回の復元では明治末期の姿に復元し、旧古賀銀行・旧古賀家などと共に「佐賀市歴史民俗館」として開館しました。
旧牛島家
持ち送り
持ち送りもお洒落なデザインになっています。
軒瓦
柳町の通り
長崎街道沿いに位置し、大正末頃までは銀行や大店が建ち並び、佐賀経済の中心地として栄えました。現在も江戸・大正・明治・昭和初期の建物が残り、往時の栄華が偲ばれます。
中庭
中庭
中庭