旧古賀家・内部
古賀銀行を設立した実業家、古賀善平の居宅です。
所在地:佐賀県佐賀市柳町3-15
花菱亀甲紋の欄間や猿の絵の描かれた板戸など、明治17年建築当時のままの貴重な遺産を観ることができます。欄間の細工は、大変精巧で、美しく素晴らしいものです。
旧古賀家1階
掛け軸が掛かっている場所には、以前は仏壇があったそうです。かなり大きな仏壇だったようです。
玄関を上がってすぐの所には、「天空海濶」とダイナミックな字が書かれた書が掲げられてました。天空海濶(てんくうかいかつ)とは、大空に遮るものがなく、海が広々と果てしなく大きいことを表し、転じて度量が大きく包容力に富むことを意味しているそうです。係の方のお話では、ある有名な方の書では?ということでしが、確かなことは不明だそうです。
組子障子
旧古賀家の障子の桟の細工もみごとです。障子の上の欄間には、亀甲模様を組み合わせた複雑な組子細工が施されています。障子の桟の細工は繊細で美しく、当時の職人さんの高い技術を伺えます。
組子障子
組子
亀甲模様と雪の結晶の様な模様が組み合わさった、大変繊細で複雑な模様です。
大変精巧な組子細工が施されています。
欄間
欄間は、採光と通風と装飾を兼ねていますので、現代の建築にも大いに利用して欲しいですね。
桐の花と葉が彫られた欄間
鳥が彫られた欄間
欄間
欄間
欄間
生け花
庭から
重なり合う屋根