旧古賀銀行・ひなまつり
旧古賀銀行には、小城鍋島家伝来の古今雛など由緒ある貴重な雛人形やエコ雛など様々な雛人形などが飾られていました。
所在地:佐賀県佐賀市柳町2-9
旧古賀銀行では、2階でもエコひな人形などの様々な雛人形が飾られていて、見応えがありました。
佐賀城下ひなまつりは、毎年2月下旬から3月末まで開催されています。
小城鍋島家の古今雛
この雛人形は、佐賀藩鍋島家の支藩である小城鍋島家に伝来した品格ある大ぶりの古今雛です。
古今雛とは、安永期(1772年~1780年)頃にあらわれた江戸独特の雛人形の種類で、詩集を施した華やかな衣装と、写実的で精巧な顔が特徴であり、今日の雛人形の源流といわれています。
面長で切れ長の目は強風の相貌をあらわし、その格調の高さからみても、大名家にふさわしい古今雛といえます。永い間、福岡にて大切に保存されていた雛人形ですが、現在は縁あって再び佐賀に里帰りました。
(故 山口峯氏寄贈)(現地案内板より)
名尾和紙のお雛様
佐賀県の名産品の名尾和紙を使ったひな人形が飾っていました。名尾和紙で作られたひな人形は、上品でしなやかで、優しい感じがします。
名尾和紙のお雛様
名尾和紙のお雛様
名尾紙の由来
名尾障子紙の名は古くから広く知られていますが、その由来をたどれば元禄年間、納富由助翁が筑後の溝口村に行き、僧日限のもとですいて作る(漉造)製紙法を五カ年の歳月をかけて習得し、名尾に製糸業を広めたのが始まりです。
現代機械による大企業の生産の中にあっても、強靭な楮の皮を原料とする手漉きの名尾和紙は質が緻密であり色沢があり、耐久力の強さに至っては他に比類なきものと高く評価され需要は提灯をはじめとし、販路も広く好評を得ています。(現地説明板より)
名尾和紙のお雛様
名尾和紙のお雛様
名尾和紙
名尾和紙は、佐賀に300年以上伝わる強靭な楮(こうぞ)の皮を原料とする手漉きの和紙です。緻密で色沢があり、耐久力の強さに至っては他に比類ないと評価される程です。
元禄時代、名尾は和紙の里として知られたが、今でもその伝統を継承するのは谷口手漉き和紙工房一軒のみとなりました。名尾和紙で使われる梶は繊維がとりわけ長く、よくからまるので、薄く仕上げても非常に丈夫なものになります。この梶を、谷口工房では有機肥料を与えて自家栽培しています。
名尾和紙は、元禄時代に納富由助翁が筑後の溝口村に行き、僧日源のもとで漉いて作る製紙法を5ヵ年の歳月をかけて習得し、佐賀県佐賀郡大和町名尾に製紙業を広めたのが始まりです。名尾和紙は、障子紙・提灯紙・照明器具・はがき・封筒セット・色紙・名刺などの他、このようにひな人形にも使われています。
肥前名尾和紙
名尾和紙の歴史は今から300年以上前にさかのぼります。最盛期には地区の多くが紙漉きに携わっていましたが、時代の移り変わりとともにその数は減り、現在では「肥前名尾和紙谷口手すき和紙工房」のみが伝統を守り続けています。
強靭な楮(こうぞ)の皮を原料とする手漉きの和紙で、最大の特徴は、質が緻密で透明感があり、耐久力が大変に強いことです。原木から自家栽培し、細かい手作業を繰り返すことにより、ようやく手漉きのできる状態になります。
現在では、大相撲九州場所や唐津くんちなどの祭りの提灯をはじめ、障子や壁紙といったインテリア用品などに広く使われています。(現地案内板より)
名尾和紙のお雛様
名尾和紙のお雛様
名尾和紙のお雛様
壺