高寺
正式には瑞石山龍造寺ですが、通称高寺と呼ばれ親しまれています。
所在地:佐賀県佐賀市白山一丁目
正しくは瑞石山龍造寺、臨済宗南禅寺派。本尊は十一面観音です。
もとは龍造寺村(現城内)の高台にあり、遠く有明海からも望まれるほどだったので、高寺と呼ばれるようになりました。
慶長年間佐賀城築城の時、龍造寺八幡宮とともに現在地に移されました。本堂は鍋島宗教によって改築されました。
天井絵の龍は源左衛門秀精の筆です。入神の技による龍は、夜々抜け出して境内の池水を呑むので、和尚の法力によって画中にかえしたが、そのときわざとうろこを二枚落としたため、さすがの画龍も神通力を失い、再び水辺に下ることは無かったという伝説があるそうです。