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佐嘉荒神社

台所・厨房の神様として親しまれています。

佐嘉荒神社1

所在地:佐賀県佐賀市松原2丁目10-21
佐嘉・松原神社境内に鎮座しています。
鎮座日:平成21年10月5日
御祭神:火之迦具土神・奥津日子神・奥津比賣命
御利益:火事除け・火伏せ・家内安全・開運厄除け

佐嘉荒神社2

火伏せの守り神として、御家庭の台所やお店の厨房の家事除け、災難除けの神様又、一家安泰の守り神として、佐賀の街の中心地である佐嘉・松原神社境内に御鎮座されました。
横に据えられた大竃は昔、各家に置かれた竃を再現したものです。11/28の例祭には古式に則り鎮火の神事が執り行われます。(パンフレットより)

佐嘉荒神社3

佐嘉荒神社御由緒

神道では、和やかで福徳な魂(和魂)・畏敬の念をもって接しないと祟りがあったり不幸になるとされる魂(荒魂)の信仰がありますが、荒神はこの信仰と「火」という非常に危険で有難いものに印象が重なり荒神として祀られるようになったとされます。火は人間だけが扱えるもので、私達の命をつなぐ食物を煮炊きする大切なものです。その火を納める竃の神様として古くから「おくどさん」「かまどさん」「へっちいさん」「荒神さん」などと呼ばれ台所や厨房の神様、火伏せの神様、一家の守り神として清浄にして大切に祀られてきました。
この荒神は不浄や災難を取り除いて幸せな一家としてくださる神様で、かつては家の中心でああった竃のある場所にお祀りされていました。竃には薪がくべられ煮炊きがなされ、残り火は火種として灰を被せ翌日まで消すことなく大事に護られます。竃の「灰」はその家に不幸事があった際には不浄を吸い取ってくれたものとして取り除かれ、災いが及ばないよう清浄に保たれました。また、竃に付いた「煤」は災厄を祓い難を免れる為の御守りとされ、この煤を赤子の顔に塗る「荒神墨」は子供が無事に育つために古くから行われてきたお呪いです。今では薪を燃やし煮炊きをすることはなくなりましたが、台所や厨房は命をつなぐ食べ物を調理する大切で神聖な場所であることは変わりません。
佐賀荒神社は佐賀の街の火伏せの守り神として、御家庭の台所やお店の厨房の火事除け、災難除けの神様又、一家安泰の守り神として平成21年10月5日、佐賀の街の中心地である佐嘉・松原神社境内に御鎮座されました。横に据えられた大釜は昔、各家に置かれた竃を再現したものです。ロウソクを灯し御祈願下さい。(現地案内板より)

佐嘉荒神社4

佐嘉荒神社5

佐嘉荒神社6

佐嘉荒神社7

拝殿

佐嘉荒神社8

大竃

口径:68.3cm・高さ:60.0cm・胴回り:234.0cm

佐嘉荒神社9

大竃

各家に置かれていた竃を再現したものです。

佐嘉荒神社10

狛犬

肥前狛犬でしょうか。獅子ではなく、犬です。可愛い犬です。

佐嘉荒神社11

狛犬阿形

佐嘉荒神社12

狛犬吽形

佐嘉荒神社13

狛犬阿形

なんとも愛らしい表情です。

佐嘉荒神社14

狛犬吽形

耳がたれています。可愛い。


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