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佐賀城・御座間

当時、藩主鍋島直正の居室だった建物です。天保年間に再建された本丸御殿の建物の一つでした。

御座間2

所在地:佐賀県佐賀市城内2-18-1 佐賀城内
 昭和32年までは現地の赤松小学校内で「永久保存建物」として「御居間」と呼ばれて親しまれましたが、その後は校舎新設のため南水ヶ江の大木公園に解体・移築し、南水会館として平成13年まで活用されていました。
 佐賀城本丸歴史館建設に際して、「御座間・堪忍所」は、佐賀城関連建物としては「鯱の門」を除いて唯一の現存建物である重要性から、現地に移築・復元されました。いろいろな資料と綿密な調査により可能な限り、天保年間の姿に近く復元されています。

御座間1

御座間

御座間(ござのま)は当時、藩主鍋島直正の居室でした。鯱の門とともに現存する天保期の建物です。藩主直正の部屋だったところです。佐賀市重要文化財です。この御座の間は、大正10年(1921)と翌11年に修理を実施していまが、現存する貴重な建物です。
昭和14年(1939年)には「郷土館」として利用され、その後昭和32年(1957年)まで佐賀城本丸跡にあった佐賀市立赤松小学校の作法室として利用されていました。赤松小学校時代は「御居間(おいのま)」と呼ばれて「永久保存建物」として使われてきました。
昭和32年(1957年)に、赤松小学校の改築に伴い、大木公園(佐賀市水ヶ江三丁目)に移築され、南水会館として使われていました。その後、南東角の控室北面両端下屋部分を増築し、現在の姿となっています。(現地案内板より)

御座間3

御座間4

御座間5

御座間6

御座間7

古い材木の劣化した部分は、右の写真のように補修していました。ものを大切にされる佐賀藩らしさをここでも感じました。

御座間8


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