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佐賀城本丸歴史館

佐賀城本丸歴史館には、本丸御殿に纏わる資料や佐賀藩に纏わる資料をたくさん展示しています。また、図書コーナー・小屋組み・床下公開・バーチャル佐賀城などのコーナーもあります。

佐賀城本丸歴史館1

大工道具

佐賀城本丸歴史館展示コーナーには、佐賀城本丸を復元する際に使用された大工道具や、木材などがわかりやすく展示していました。

佐賀城本丸歴史館2

ちょうな

大工道具や木材の種類や特徴を知ったうえで、お城や様々な建物を観ると、更に面白さや楽しさが増します。大変興味深い展示コーナーでした。

佐賀城本丸歴史館3

万能鉋ちょうな

丸太から角材を削り出す荒仕事に用いる。独特の波状の削り肌を残すことから、名栗面(なぐりめん)という表面の仕上げにも使われる。(現地案内板より)

佐賀城本丸歴史館4

鉋(かんな)は、木材を白木のままで美しく使えるように削る道具。木の表面をなめらかに緻密に仕上げることから、「美に奉仕する道具」ともいわれる。(現地案内板より)

佐賀城本丸歴史館5

台鉋

四角形の木製の台(鉋台)の中に刃を組み込んだ鉋です。

佐賀城本丸歴史館6

カンナ

佐賀城本丸歴史館7

佐賀城本丸歴史館8

鬼瓦

鍋島家の家紋、杏葉紋が入っています。重さが18kgもある大きな瓦です。

佐賀城本丸歴史館9

欅・檜・杉・松

ヒノキ(檜・桧)、ケヤキ(欅)、マツ(松)、スギ(スギ)の木材を比較展示していて、触ることもでき、違いが大変解り易かったです。各々の木材には、堅牢さ、柔らかさ、防水性、見た目の美しさ等の特性があります。その特性を生かして、適材適所に配置し、建物の堅牢性、機能美を高めることができます。ボランティアガイドの方に、大変解り易く、木材について教えて頂きました。ありがとうございました。

佐賀城本丸歴史館10

ヒノキ・ケヤキ・スギ・マツ

ヒノキは、日本の代表的な建築資材で、古くから建築材として重用されてきました。程よい蜜実さと素性の良さから、加工しやすく、狂いにくく、丈夫で耐朽性が高く、良材として認められています。また、長年強度が落ちない為、世界最良の針葉樹材といわれています。ヒノキ材に含まれる成分には、カビやダニに対する繁殖抑制効果があるとともに、シロアリを寄せ付けない特性を持っています。ヒノキは、機能美、性能美のみならず、良質な特性も持ち合わせていますので、建物の土台や柱など、重要な部分に使用されます。また美しい木目は色艶が良く、造作材・床材にも適しています。

佐賀城本丸歴史館11

ケヤキは、日本産の広葉樹で、堅くて性の強い木です。造作材としては最高級と言われています。古来より、神社仏閣にも用いられ、民家では、上等な普請の大黒柱や床の間の地板、建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く使われてきました。堅くて摩耗に強く、耐湿・耐久性に優れていす。木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じ更に美しさを増します。硬くて強度があり、昔は大黒柱に多く使われていました。最近は量が少なく高価なため、構造材よりも、上り框・踏板・無垢の一枚板のカウンター等に使われています。

佐賀城本丸歴史館12

マツは、建築では、一般に中小径木を、構造材として用います。建築時には梁・桁などに使用します。材の性が強く、強度はありますが、ヤニ気があり、ソリやネジレをおこす欠点があります。マツは、日本では長寿を表す縁起のよい木とされ、松竹梅として重宝されるように、強靭な強さと耐久性を持ち合わせた木です。特に赤松は、強度があり、丸太梁として昔から使われてきました。また艶が出るので、床材・階段踏板などに利用した無地の美しい木目は重宝されています。

佐賀城本丸歴史館13

スギは、赤味と白太の対比が美しく、杉の赤味のみでできた材を赤杉とよび天井・茶室の普請に好んで用いられています。スギは強度の強さ、木の真っ直ぐさを生かして構造材に使用するとともに、杉の特色である表面のやわらかさや暖かさを生かしてぬくもりの感じられる床材として使用する事にも適しています。スギは真っ直ぐに成長し、狂いにくい上、やわらかい木肌は加工し易く、柱などの構造材・床材・天井材などの内装材、建具材にも利用されています。ちなみに、佐賀城は、倹約の意味もあり、スギ材をたくさん使っていたそうです。

佐賀城本丸歴史館14

佐賀城本丸歴史館15

木組み模型

御狭間の解体調査で発見された、垂直方向の柱と水平方向の足固をしっかり固定するための木組みです。これは建物のゆがみをおさえることができ、軟弱地盤の佐賀平野に適した、佐賀独特の建築方法です。(現地案内板より)

佐賀城本丸歴史館16

天上の構造

佐賀城本丸歴史館17

床下の構造

本丸御殿の礎石などが展示されています。

佐賀城本丸歴史館18

櫓時計

江戸時代の櫓時計をモデルにつくられた時計です。

佐賀城本丸歴史館19

櫓時計

櫓時計は、おもりを動力としており、そのおもりが下がることで歯車が回ります。その歯車が一定の速度で動くように天符と呼ばれる装置で制御しています。江戸時代は不定時法でしたので、天符は昼用と夜用の二つあり(これを二挺天符といいます)、自動的に切り替わるようになっています。文字盤には、当時の時刻をあらわす干支があらわされ、鐘が自動的に鳴るようになっていました。(現地案内板より)

佐賀城本丸歴史館20

アームストロング砲の複製

イギリスのW.アームストロングが開発した錬鉄製構成砲の複製です。戊辰戦争では、佐賀藩が所持していたアームストロング砲などの最新装備が、新政府軍を勝利に導いたといわれています。

佐賀城本丸歴史館21

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館22

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館23

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館24

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館25

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館26

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館27

アームストロング砲の複製

佐賀城本丸歴史館28

洋式銃

佐賀城本丸歴史館29

鉄砲

佐賀城本丸歴史館30

鉄砲

兜1

本丸かぶと作り

佐賀城本丸歴史館にて折り紙で兜作りに挑戦しました。

兜2

新聞紙で大きな兜を作り、千代紙で小さな兜を折りました。デザインが違いますので、若干折り方が違います。大きさが違うものもありました。出来上がると、佐賀城本丸をデザインしたシールを兜の真ん中に張ってくださいました。

兜3

新聞紙を折った方は、実際に被ることができる大きさです。千代紙で折った方は、小さくてかわいくて、飾っておくのにもってこいです。折り紙インストラクターの方に親切丁寧に教えて頂き、主人と共に無事に完成することができました。とっても楽しい体験ができました。

兜4

兜5

兜6

兜7


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