佐賀城内部
佐賀城本丸歴史館は、佐賀城本丸御殿の一部を復元した木造の建物です。
御玄関
佐賀城本丸御殿の正面玄関です。当時は、藩主や幕府の使者などの特別な人が利用する玄関でした。現在は、佐賀城本丸歴史館の正面入口です。
御玄関
御玄関障子
御玄関天井
御式台
御式台
当時はお客様の応接間として、または色々な行事を行う場所でした。
現在は、佐賀城本丸歴史館の受付としている他、現代版寺子屋として、ゲームや古絵図、歴史探訪などが楽しめます。
一之間
一之間
外御書院
外御書院(そとごしょいん)は、一之間・二之間・三之間・四之間の4部屋があります。一之間、二之間、三之間、四之間を合わせると320畳の大広間になります。お世継ぎのお披露目、幕府からの贈答品のお披露目など、佐賀藩の公式行事が行われていました。天保9年(1838年)本丸完成披露の時には、この場所に1000人の家臣が集まったそうです。
現在は、『幕末・維新期の佐賀』輝きの時代のコーナーとして、広い復元空間を持つ場所で二之間から四之間までを展示室として使用しています。
御小書院
佐賀城本丸には、他にも御小書院(ごこしょいん)があります。当時は、御三家との面談や側近たちとの会議が行われていました。現在は、特別展示室テーマ展示室として、実物資料を展示しています。
他にも御料理間(おりょうりのま)もあります。当時は、家臣や藩外の人たちとの対面や、食事の場所として利用されていました。現在は、「幕末・維新期の佐賀」輝きの時代・「明治維新と佐賀の群像」・「開拓者の道」のコーナーがあります。開拓者の道のコーナーでは、日本の近代化の礎を築いた佐賀藩の偉人達や科学技術を紹介しています。手で触れたり、耳で聴いたり、色々な展示を楽しむことが出来ます。
屯之間
屯之間(たまりのま)は当時、家臣が集まり、控えの場所として使われていました。現在は、休憩コーナー、映像コーナーとして使われています。映像コーナーでは、「佐賀城の復元」(約15分)と、「雄藩への道」(約15分)のビデオを観ることができます。休憩方々ビデオを観ました。大変勉強になりました。
配置平面図
畳の縁
佐賀城本丸内の畳の縁や、ふすまの引手は、各々の部屋によっても若干デザイン等が違っていました。畳の縁は、高麗と呼ばれる分類の中の七宝金のようでした。畳と畳が重なるところで、畳の縁の図柄がぴったり一致しているとなんだか気持ちがいいですね。
引手金具
この引手金具は復元したものですが、金色で花のデザインをあしらった華やかな引手金具です。
引手金具
シンプルな引手は少し年代を感じました。
埋め木
虫食い等の穴は埋め木で、補修していました。