宝生山 海門禅寺
海門寺公園に隣接する寺院です。境内にはしぐれ松と呼ばれる大きく枝を広げたクロマツがあります。
曹洞宗 大本山 永平寺 御直末海門禅寺
所在地:大分県別府市北浜2-2-38
当山は往古別府湾久光島に在りしが慶長年間陥没後別府、浜脇、田ノ口、朝見、石垣、堀田、鶴見七ヶ所村住民の飢饉及び悪疫を救い給いし元禄の高僧雷州禅師にはん(田に反)依し祈願所として更にこの地に開創せられ又別府の鬼門除として尊崇せられ其因縁由緒は甚だ深し(現地案内板より)
海門寺のしぐれ松
樹高:約6m、胸高幹囲:240cm
樹冠:東5.6m、西10.2m、南3.0m、北13.0m
天然記念物 海門寺のクロマツ
昭和55年8月11日 別府市指定天然記念物
この海門護国禅寺の境内にあるクロマツは、同寺の庭園樹として管理され、寺とともに歴史を重ね、別名「しぐれ松」ともいわれ、人々に親しまれています。
樹高約6m、胸高幹囲240cmで、樹冠は東5.6m、西10.2m、南3.0m、北13.0mの広がりを持っていて支柱により支えられています。
樹形が整い、樹姿も優れています。
クロマツは、もともと海岸近くの砂地や岩上に自生しますが、海門護国禅寺のものは植えられたもののようです。しかし、当地が海岸近くにあって、生育地として適地であったことに加え、十分な管理がなされた結果、名松とされるクロマツに成長したといわれています。
平成4年12月1日 別府市教育委員会(現地案内板より)
志ぐれ松
海門寺仁王像阿形
海門寺仁王像吽形
仁王像阿形アップ
仁王像吽形アップ
糸竹地蔵菩尊
母なる地蔵菩薩
柔和忍辱慈母の姿も偲ばれる本地蔵菩薩は、天保3年(1832年)誠実一路の孝行芸者・糸竹が別府湾に投身した「紅燈悲話」の菩提のため後世建立されました。縁結びの身代り地蔵尊であります。
地蔵とはすべてのものを生まれさせ育てる根源であり、六道往来し世の苦しみを大受する慈悲そのものだと言うことにて
御真言の
(おんかーかかびさんまーえーそわか)
南無とひたすら帰依称名のとき莞爾をして願心を採納される意。ほとけの行持は身を以なって実行するところから生まれてくる。「今一度御真言を心をこめて強く火を吹きだすようにお唱えしよう(懇賴功徳成就)仏の境
涯具わり衆生を利して入道純一せしむる。
南無能化糸竹地蔵尊 昭和40年 住持識 合掌(現地案内板より)