波止場神社
別府市の竹瓦温泉の北側に鎮座する神社です。別名「出世神社」「稲尾神社」とも呼ばれています。
所在地:大分県別府市元町16
明治3年(1870年)2月、当時の日田県知事・松方正義公の提案により、大分県の玄関口となる別府築港に着手した際、旧別府港の安全と発展を祈願して、同年6月に創建された神社です。
御祭神:(七神)大物主命・気長足姫命・倉稲魂命・菅原神・市杵島姫命・三筒男命・事代主命
社殿
社殿は、明治7年(1870年)に完成しました。
波止場神社 縁起
地域発展・航海安全・立身出世・必勝祈願・学問成就・祈願成就・無病息災・商売繁盛等の守護神として最も崇敬されている。
この別府築港を提案した当時の松方正義日田県(のちに大分県)知事はその後、内閣総理大臣に就任。また、この神社のすぐ前に元西鉄ライオンズ稲尾和久投手の実家があり、境内は子供の時の遊び場であった。幼少期から漁師である父の手伝いで伝馬船に乗って櫓を漕いで足腰を鍛えたという話は有名である。このように松方正義公や「神様、仏様、稲尾様」の鉄腕稲尾投手がこの波止場神社に因んで誕生したことから、別名「出世神社」「稲尾神社」とも呼ばれている。
なお、波止場神社拝殿の貴重な天井絵は、別府市日本絵画教室のみなさんにより当初の花鳥画を精巧に復元して奉納されたものである。(現地案内板より)
鬼瓦
拝殿の彫刻
波止場神社の扁額は、松方正義公の謹書です。
拝殿
拝殿の天井絵
波止場神社拝殿の貴重な天井絵は、別府市日本絵画教室のみなさんにより当初の花鳥画を精巧に復元して奉納されたものです。
鮮やかな色彩で、花鳥画が描かれています。
様々な花や鳥の絵が描かれています。
鳥居
明治40年(1907年)に寄進された鳥居です。
鳥居の額束には、波止場神社と刻まれています。