伊美別宮社の陰陽神
伊美別宮社の奥に鎮座する陰陽神です。
所在地:大分県国東市国見町伊美2710番地
伊美別宮社境内 今熊社
小さな鳥居が3つ並んでいます。一番手前から奥に向かって段々更に小さくなっています。一番手前は男鳥居で、ご利益は所願成就、丸い柱です。二番目は女鳥居で、ご利益は家内安全、四角の柱です。三番目は子鳥居で、ご利益は子孫繁栄、菱形の柱です。これら三つの鳥居を這いつくばってくぐります。
陰陽神由来略記
人皇第五十八代光孝天皇仁和2年山城の国男山石清水八幡宮の御分霊をこの地に勧請の砌、随伴した随神司官藤原朝臣桐畑左京大輔盛重は、爾来この地に在住し神明奉仕の傍、特に医術に長じ庶民の難病を療した功績は多大で、没後、別宮社創祀功労神として、今熊宮に奉祀されてより、縁結び、子授け、安産、諸病平癒の神として広く崇敬され、女性は頭髪、男性は男根を彫刻して、献納祈願することになった。現陰陽の神は献納男根の最大なもので、台石が女陰となっている。
願主は伊美随一の名石工に命じ現物の模写等数多の秘話や逸話を残して完成された逸物であるが、一時は風紀紊乱の謗りを受けて、土中埋没や海中投棄等されたが、その行為者は悉く局部の激痛や高熱に苦悶する等の神罰に遭い、怖懼その非を悔いて此処に復座奉鎮したものである。
平成13年10月1日 伊美別宮社社務所 (現地案内板より)