富貴寺大堂の瓦
富貴寺大堂の瓦葺きは行基葺きと呼ばれるものです。
行基葺き
富貴寺の大堂の屋根は宝形造です。大棟のないピラミッド状の屋根形態で、瓦葺きです。この堂の瓦葺きは、行基葺きと呼ばれ、上方がすぼまり、下方が開いた特殊な形の瓦を次々に差し込んでいくものです。
大面取りの方柱に舟肘木をのせ、その上に単層宝形造りの屋根をのせ、行基瓦葺二重繁垂木になっています。簡素な形、優美な屋根の線、それらがどっしりとした安定感を与えています。
古代鬼面瓦
富貴寺の大堂の鬼瓦は、立体的な5本の前歯にふっくらした犬歯が上下各2本、合計4本あります。鼻が大きく、目も大きい、迫力がある鬼瓦です。
軒丸瓦
軒丸瓦には弥勒菩薩が刻まれています。
蓮華に座していらっしゃる弥勒菩薩