九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

富貴寺大堂の瓦

富貴寺大堂の瓦葺きは行基葺きと呼ばれるものです。

富貴寺瓦1

行基葺き

富貴寺の大堂の屋根は宝形造です。大棟のないピラミッド状の屋根形態で、瓦葺きです。この堂の瓦葺きは、行基葺きと呼ばれ、上方がすぼまり、下方が開いた特殊な形の瓦を次々に差し込んでいくものです。
大面取りの方柱に舟肘木をのせ、その上に単層宝形造りの屋根をのせ、行基瓦葺二重繁垂木になっています。簡素な形、優美な屋根の線、それらがどっしりとした安定感を与えています。

富貴寺瓦2

古代鬼面瓦

富貴寺瓦3

富貴寺の大堂の鬼瓦は、立体的な5本の前歯にふっくらした犬歯が上下各2本、合計4本あります。鼻が大きく、目も大きい、迫力がある鬼瓦です。

富貴寺瓦4

富貴寺瓦9

富貴寺瓦5

軒丸瓦

軒丸瓦には弥勒菩薩が刻まれています。

富貴寺瓦6

蓮華に座していらっしゃる弥勒菩薩

富貴寺瓦7

富貴寺瓦8

富貴寺瓦10

富貴寺瓦11


大分一覧

  大分  別府・日出  国東  豊後高田  杵築
  宇佐・中津  臼杵・佐伯  日田・玖珠  竹田・大野